アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎の治療にステロイド系の外用剤やプロトピック軟膏は欠かせないと思います。しかし、薬をだらだらと長く続けることがもっともよくないことです。副作用に悩まされることになります。

 

自分で治す意思が必要です。薬剤を補完するツボ療法の併用は有効です。それと自分でその原因を一つ一つつぶすことが大事です。原因をつぶすためには、症状が悪化した後の前日の行動、症状が悪化した後の状況を記録してください。

 

ツボ療法としては、「腎」の経絡の基本的なツボ「湧泉」を補い、「腎」、「輸尿管」、「膀胱」の排泄系、「副腎」、「生殖器」の内分泌系、「鼠径部リンパ」、「骨盤部のリンパ」のリンパ系の反射区を使います。数年以上、人によって10年以上にまたがる慢性の場合は項番3で対処してください。

 

皮膚炎、特に顔の場合は精神的なダメージが大きく、落ち込みます。しかし、次の療法で必ず治ります。

 

1. まず、左右の足裏への治療です。根気よく押し続けます。

指圧棒を使い、下の箇所を強めに押してください。

「湧泉」(五指を屈し足底中央の最もくぼんだところ)

「副腎」の反射区  (湧泉の下のエリア)

最もお勧めです。

「腎臓」の反射区 (副腎の下のエリア、第二、第三中足骨の近位端でリスフラン関節線の上)   

「輸尿管」の反射区 (「腎臓」、「膀胱」を結んだ線)

「膀胱」の反射区 (内踝の下、土踏まずのアーチ状の(踵骨、船状骨、第一楔状骨にまたがる)エリア)

 

2. 次にリンパ系、生殖器系の内分泌のゾーンです。

下左図 「子宮、前立腺・睾丸ゾーン」(足の内側、内踝と踵骨の後下端を結んだ線の中点)

下右図 「卵巣、睾丸ゾーン」(足の外側、外踝と踵骨の後下端を結んだ線の中点)

上記の中点を中心に斜線部分全体及び矢印のところを揉んでください。

「骨盤部のリンパ腺ゾーン」 (内、外両側の踵の大部分)

「大腿部のリンパ腺ゾーン」 (アキレス腱に沿った線)

「鼠径部リンパ腺ゾーン」 (内踝と外踝をつないだ線)

3. アレルギー性皮膚炎で、特にアレルギー源がわからず、数年以上、人によって10年以上にまたがる慢性の場合は厄介です。上記の項番1及び2の方法で治ったと思っても季節により、また体調により再発する場合もあります。その場合は、医者の処方に従い、ステロイド系の外用薬で炎症を抑えることも必要だと思います。そして、長期戦になると思いますが、体質を変えるという目的で治療法を見直してみてください。

 

考え方として、①腎の基本的なツボ及び反射区を重点的に施術し、②肺の反射区、③胃・膵臓・十二指腸の反射区及び④大腸の経絡(ツボの経路)を整え、⑤耳ツボでホルモンバランスを整えます。必ずしも全てをやる必要ありません。自分にとって効果のあるいくつかの組み合わせで治療をしてみてください。お勧めは、①②③です。

 

①項番1の「湧泉」、「副腎」を優先的に押し揉んでください。特に「副腎」は2~3分断続的に指圧を繰り返してください。指圧棒を使っても結構です。

次の上部リンパ、肺の反射区の治療を加えてください。 

右図「上部リンパゾーン」 (足裏、足の甲の各々の趾間の根元にある丸いゾーン)

八風と呼ばれるツボでもあります。親指と人差し指で足の甲、裏を挟むように押しこんでください。

さらに丸いゾーンから足首に向かって各指の中足骨間(右図縦の線)を押し揉み、次に中足骨のエリア全体(右図斜線、肺の反射区)を揉捏し、肺の気を補います。

胃・膵臓・十二指腸を整えます。

右図「胃・膵臓・十二指腸ゾーン」 (土踏まずの上、親指の付け根の下のふくらみ(拇指球)の下部)

④大腸の経絡の代表的なツボを押します。

右図「合谷」 (第一、第二中手骨の基底部の前陥凹部にとる。やや人差し指側)

右図「曲池」 (肘を深く屈し、肘下横紋の外端)

横紋が2本ある場合は、肘頭のほうに引っ張ると目安の線がわかります。 最初は弱く、次第に強く、腕の中心、または外向けに押します。

⑤右図の耳ツボでホルモンバランスを取ります。

右図「内分泌」 (耳の穴の下にある切れ込みの内側の底)

小さな平らな丘になっているところで、人差し指と親指ではさんで押します。ホルモンバランスを取ります。

「腎上腺」 (耳穴の前にある膨らみ部分(耳珠)のすぐ下、目安として耳珠の頂点が一つの方は耳珠の下1/3、頂点が2つある方は下の方の頂点上にとる)

「副腎」とも言います。このツボの効果は副腎ホルモンの調整です。一部内側に入りますので、少し痛いですが、爪で挟むように押さえます。

「上肺」、「下肺(かはい)」(耳甲介腔(耳の穴につながる大きなくぼみ)の中央の上下)

このツボは 新陳代謝、血行、排泄を促進し、ダイエットのほか、風邪、便秘、肌のかゆみ等への幅広い効果があります。爪で押します。

「上肺」、「下肺」、「腎上腺」、「内分泌」を刺激する場合、次の方法が簡単で気持ちよくでき、お勧めです。耳甲介腔の中央や耳孔に中指の先端を当て、親指を耳の後ろから挟むようにして軽くもみ、「腎上腺」や「内分泌」を越したあたりで軽擦しながら下の方にほんの少し引っ張ります。

 

4. かゆみ止めのツボです。

右図「百虫窩」 (大腿骨内側膝蓋骨内上角の上方、指4本) 

むずむずしたかゆみ、湿疹に有効です。「血海」というツボの指1本上方です。

アレルギー性皮膚炎は肌をかきむしることで悪化するといわれていますが、それを抑えます。「かゆみ」のページも参照してください。