リンパを流す(足の反射区)

リンパ系の足の反射区を使い、全身のリンパを流す方法です。慢性的な疾患の補助的な療法、代謝促進、精神的な緊張の緩和、防御機能の強化等を目的とし、やわらかく行います。リンパ系が著しく炎症を起こしている場合は施術しないでください。なお、「リンパを流す(部位別)」ページでは各リンパ節近くの主要なツボに働きかける手法を紹介しています。

 

1. 左右の足の頸部のリンパから胸部を経て腹部のリンパ(節、管)までの反射区を流します。

①まず足先から足首の方向に軽擦を行います。速度は4~5cm/秒を目安としてください。

②次に右図左側の図の矢印の通り、サムウォーキングを行います。サムウォーキングという手法は「指圧の方法」を参照してください。

③次に足先から足首の方向に揉捏します。揉捏は拇指球、小指球を使い、包み込むように進みます。 

④矢印は右図右側の図や下に図示しましたように個々のリンパの反射区を通ります。リンパの反射区は親指の腹を使って入念に行ってください。

 

⑤右図は個々の反射区の説明です。

「咽喉部のリンパ」 (足の親指甲側中央)

「上部(頭部~頸部)のリンパ」 (各々の趾間の根元にあり、丸いゾーン) 

親指と人差し指の間には頸リンパ本管の反射区があります。

「胸腺」 (甲側親指中足骨遠位)

「胸部(胸管を含む胸部全体)のリンパ」 (人差し指、中指、薬指の中足骨の中央)

「胸管」 (第一中足骨と第二中足骨の間)

特に趾間の根元は入念に施術してください。リンパ管から静脈角への合流の円滑化を狙います。

「乳糜槽」 (内側楔状骨上)

「脾臓」 (左側の足の中指、薬指、小指の中足骨の基部でリスフラン関節上)

左側のみです。

「腋窩リンパ」 (小指の中足指節関節の1cmぐらい足首側、足外縁から斜めに上行)

 

2. 次に骨盤部リンパから、鼠径部のリンパ、大腿部のリンパを流します。

①まず踵全体が対象です。内分泌系の反射区も加えます。踵の中点を中心に斜線部分全体を揉んでください。特に踝の下、斜め下、次の「営池四穴」というツボのところまでしっかり揉んでください。少し痛いですが。

 

下左図 「子宮ゾーン」 (足の内側、内踝と踵骨の後下端を結んだ線の中点)

下右図 「卵巣ゾーン」 (足の外側、外踝と踵骨の後下端を結んだ線の中点)

下左図及び下右図「骨盤部のリンパ腺ゾーン」 (内、外両側の踵の大部分)

下左図「営池四穴」 (足の内踝の前後にあるくぼみ)

 

②次に足首からふくらはぎ下部まで矢印の方向に揉捏します。揉捏は拇指球、小指球を使い、包み込むように進みます。速度は4~5cm/秒を目安としてください。

下左図及び下右図「鼠径部リンパ腺ゾーン」 及び「卵管ゾーン」 (内踝と外踝をつないだ線)

下左図及び下右図「大腿部のリンパ腺ゾーン」 (アキレス腱に沿った線)

アキレス腱の部位は冷えるところです。念入りに揉んで下さい。