ツボ療法の方法

1. 少しずつでも良いですから、毎日行ってください。ツボ療法の効果を出す鉄則です。

 

2. 注意点は次の2点です。

・ツボ押しでもみ返しがくるような強さで押さないようにしてください。特に炎症がある場合、その箇所から離れたツボを押してください。それがツボ療法の妙味です。  

・ツボ療法で予防をしていくと、仮に病気になった場合、病状の現れ方がこれまでと違い、症状が軽く出ます。そこで過信をしないようにしてください。回復が遅いようであれば医者の診断と処方は必要です。併用することで回復は早まります。

 

3. ツボは痛気持ちよい感じ、ズーンと響く感じ、また、圧痛、かたまり、くぼみ等 を感じます。自分の指先の感覚を信じてください。慣れてくるとわかるようになります。

 

 

4. ツボ押しには指圧、揉捏(揉む)、軽擦(軽くさする)といった方法がありますが、その基本的な要領は次の通りです。

・拇指、示指または中指の指先の腹で軽く押してください。その際、使用しない指は体に当て、支えてください。

・指に力が入らない人は、手拳、手根、拇指球を使用してください。

・時間の目安は3秒で押し、5秒間止め、5秒でゆっくりと緩めます。回数は3~5回ぐらいです。圧は3~5kg、痛気持ちよい感じです。特効穴と記述してあるところや自分でこれは効くと思われるツボは長めに10~15秒を2~3回押します。 

・足の裏や下肢を押したときに痛くて硬いところがあります。その場合、その硬いところを少し強めにゆっくり押し、10~15秒押したままにします。  

・顔への圧は体よりも弱めます。

・両手の拇指の先をそろえて押すと、軽い力で圧がかかります。

・揉捏、軽擦の速度は4~5cm/秒を目安としてください。この速度が最も安らぐと言われています。揉捏は拇指球、小指球、手掌部を使って、包み込むようにします。

 

5. 足裏への指圧で刺激が少ないと感じる方は100円ショップで購入できる指圧棒や使い古しの歯ブラシの柄の先で押し込むか、またはこすりあげてください。

 

6. 弱い刺激を続行させるピップエレキバンも有効です。時々上から押します。マグネットそのものは繰り返し使えますので、張り替え用のシールのみを100円ショップで購入すれば安上がりです。繰り返し使う場合は、マグネットに付いたシールの糊の残りをアルコールで取り除いてください。

 

7. お灸も有効です。せんねん灸を勧めます。注意点は次の通りです。

・熱さを強く感じるようになったら、取り外してください。そうしないと跡が残ります。

・最後まで熱さを感じない場合、そのツボはあたっています。さらにもう1壮やってください。それでも熱くなければさらに1壮です。繰り返します。

 

8. 足裏や足の甲にはサムウォーキングという手法を勧めます。

・親指の第一関節の屈伸で刺激を与えていきます。下図のように「拇指を少し立て」軽い圧力を与えます。

・圧力後、前に数ミリ進み、下左図(圧力前)、下右図(圧力後)の方法を繰り返していきます。

9. サムウォーキングをする場合の「方向の原則」は次の通りです。原則以外の方向の場合は、文中に但し書きがあります。

・右図を参照してください。足裏は内側から外側です。但し、小指球あたりは指側からでも結構です。

・足の甲は足首に向かってです。

・足の横は踝に向かってです。

但し、内側で足裏との境のところは双方向で結構です。

10. 爪甲の角や骨の細いくぼみのツボに刺激を与える場合、親指の爪の先端を使って、チクチクと5~10回程度押します。

 

11. 耳のツボは指で押さえるという方法のほか、爪の先端を使ってください。耳のツボは区域ではなく、ツボとツボの間隔が狭く点のような場合があります。そのような場合、爪の先端が役に立ちます。

 

12. 各治療法のページの中で、「…から指n本」という文章でツボの場所を説明していますが、特別な断りがなければ、「1本」は示指の指先より2番目の関節の幅、「2本」は示指から中指までの指先より2番目の関節の幅、「3本」は示指から薬指までの指先より2番目の関節の幅、「4本」は示指から小指までの指先より2番目の関節の幅、「5本」は拇指の指先より1番目の関節(IP関節)から小指の付け根(MP関節)までの幅を言います。「親指の幅1本」と断りを入れているのは親指の指先より1番目の関節の幅です。

13. 各ページの図に描かれているツボで正中線(前面・背面の中央を頭から縦にまっすぐ通る線)以外にあるツボは左右対称にあります。図には片方しか描かれていませんが、左右を押してください。但し、一部例外があり、左右のどちらかにしかない個所もあります。その場合は但し書きがしてあります。