ドライアイは視力低下、眼精疲労の原因となります。目を守っている涙液層が乾いて薄くなるため、目に傷がつき、感染症を招きます。
ドライアイに対し、本ページでは血流の改善(特に目)、交感神経の緊張を取り除くことを目的としたツボ、特効ツボを使います。
1. 涙液の流れ、血行を良くするツボです。
①右図の外後頭隆起の上下の横の線を押します。
目安として、
右図b1外後頭隆起の下の線(2本)、
b2外後頭隆起の上の線、
を中心部から側頭部にかけて押してください。b2の線上には「脳戸」、「玉枕」、「脳空」というツボが並んでいます。
「脳戸」 (頭部、外後頭隆起上方の陥凹部)
「玉枕」 (「脳戸」の外方指1.5本強の小さなくぼみ))
「脳空」 (「玉枕」の外方指1.5本弱(「脳戸」の外方指3本)のくぼみ)
且つ、耳尖(耳介の尖がった先)の指1本弱上から指4本ほど後方のくぼみ(「星状点(アステリオン)」)も念入りに押して下さい。
「星状点」 (ラムダ縫合、頭頂乳突縫合及び後頭乳突縫合の合点) お勧めです。
2. 時間を決めて定期的に目を閉じてリラックスしましょう。
①親指と人差し指で耳の上、下、横を挟み、それぞれ上方、下方、横方向にそれぞれ3回ずつやさしくひっぱります。
②あくびをします。やり方は簡単です。
・首を後ろに倒し、顔の筋肉を全て緩め、口をぽかんとあけます。自然にあくびが出ます。
③手のひらを熱くなるまで(20~30回)こすり、両眼に軽くかぶせ、1分間そのままにし、温めます。貝原益軒先生も「養生訓」で勧めている手法です。
3. 特効ツボです。
①右図「液門」 (手背、薬指と小指の間、水かきの近位陥凹部)
手背部第四と第五中手関節白肉際にとります。水かき中央より尺側の陥凹部にかけて押してください。
②右図「眼精」 (足の甲側、人差し指と中指の間の指のまたから少し甲側に入ったところ)