呼吸困難

通常の呼吸がつらく、浅くなりがちで、たまに大きく息を吸わなければ酸素不足と感じる症状です。中年以降まれに発症します。病院で精密検査をしても異常値が見つかりません。原因として、『肋骨周辺の筋肉が凝ることで呼吸に必要な「胸の膨らみ不足」から生じる』が考えられます。経験から水泳やおなかの周りのインナーマッスルを鍛える運動のやりすぎでこの状況になります。呼吸に関連する筋肉に疲労がたまっていると考えられます。なお、動悸を伴う息切れについては、不整脈、動悸、息切れ」のページを参照してください。

また、加齢とともに呼吸が浅くなりがちです。古くから伝えられている呼吸法を項番2に記述しました。是非、実践してください。

 

1. この症状の場合、横隔膜の疲労を取ることで症状が軽くなります。

右図a1足の裏側「横隔膜」 (中足指節関節とリスフラン関節の間)

次の腹腔神経叢と重なります。

a2「腹腔神経叢」(「湧泉」というツボを中心に第一中足骨と第二中足骨の間から、第三中足骨と第四中足骨の間までの範囲)

特に、親指と人差し指のまたから踵方向に4cm下がったふくらみの稜線上、そして、そこからふくらみの下のくぼみまでの箇所が効きます。

 

右図足の甲側「横隔膜」 (リスフラン関節上)

横隔膜の反射区はいくつか説がありますが、本ページでは甲側の横隔膜はリスフラン関節上に取ります。実際に効果が得られます。

2. 胸のツボです。

右図「神封」 (前胸部、第4肋間、正中線の外方指3本)

乳頭と同じ高さになります。左右の脇の下を結んだ線から真下の指4本が乳頭の高さになります。

「神封」の上下、第3肋間、第5肋間も一緒に押すことを勧めます。

 

3. お勧めの呼吸法です。一日に1~数回行ってください。

①中国唐の時代の有名な医書「千金方」に書かれている呼吸法です。

「常に鼻から清気を引き入れ、口より濁気を吐き出す。入るること多く出すこと少なくす。出すときは口をほそくひらきて少しずつ吐くべし」

②貝原益軒の養生訓には次のようにあります。「これを行うときは、姿勢を正しく仰向けになり、足を伸ばし、目を閉じ、手を強く握り、両足の間は五寸開き、両肘と体の間をそれぞれ五寸ほど離すようにする。一日一夜の間に、一、二度行うべきである。」