簡単且つ短時間で終わります。日常的に行ってください。
お子さんを膝の上に抱っこをし、行うのが一番のコツです。
①対象は0歳から小学生までです。
施術する時間は年齢×1分を目安とします。注意点はやり過ぎないことです。赤ちゃんは少し大きくなるとじっとしていません。1~2分が限界ですが、慣れてくると自分でやるまねをします。
②使う道具は歯ブラシで結構ですが、できるだけ毛が長く、やわらかめの方が良いです。
③右上図は赤ちゃんの背中です。まず、背骨の上及び背骨の脇の脊柱起立筋の上から下までを擦ります。特に、背骨の上及び背骨の脇(右図の黒で塗りつぶした部分で背骨の上2/3ぐらい)はお子さんの気持ちを和らげます。
④次に胸からお腹の中心線をさすり、さらにおへその周りに小さい円と大きな円を描きます。
⑤加えて、前腕の外側(橈側)、下腿の膝から下の外側(右図)を擦すります。
風邪をひいて、薬を飲み続けても長期間にわたって黄色の鼻水が
止まらないということがあります。その時の対象法です。
①右図の鼻の上部の中央、鼻の中間から小鼻に向けての横の線を歯ブラシで4~5回程度軽くさすってください。一日一回続けてみてください。長く続けていくといつの間にか治っていきます。
季節の変わり目や冬の間の小さなお子さんの風邪の予防として、手洗い、うがいに加えて右図の足の甲の親指から小指の間を歯ブラシでさすってください。特に、親指と人差し指は上気道や扁桃腺の反射区で、特に念入りにお願いします。といっても、上記の背中や鼻の脇をさすることをいれても2~3分程度です。多少の咳や鼻水が出ていたとしても止まります。咳がひどくなった場合、人差し指から小指の間の特に痛い箇所を歯ブラシではなく、指で揉んでください。痛がる場合は少し抑えて揉みます。
空咳が頻繁にある場合、背中の肌と衣服の間にタオルを当ててください。タオルは大きめ、バスタオル代のタオルを4つ折りにしたぐらいの大きさです。体が冷えているようであれば、タオルを乾いたまま電子レンジで暖めてください。
冬になり乾燥の影響で小さなお子さんが皮膚病になり、かゆみのため皮膚を掻きむしったり、掻き壊したりして、その場所が傷になってしまいます。見ていてかわいそうです。とにかくかゆみを止めること、そんなときに次の二つのツボを押してみてください。軽く押し、押したまま3秒ぐらい止めて、ゆっくり離します。それを3~5回繰り返します。かゆみが止まっていきます。
①次のツボを軽く押してみてください。
右図「治痒穴」
わきの付け根の線上で上腕の外側の真ん中です。
「臂臑」
わきの付け根の線上で「治痒穴」と脇の付け根の中間です。
反復性の耳下腺炎のツボ療法及び予防法です。歯ブラシで軽くさすってください。1~2分で結構です。足の甲側と裏側と両方ありますが、裏側がくすぐったいようであれば、甲側だけで結構です。
①右図左側、足の甲側の「頸部」及び「上部リンパ」の反射区
②右図右側、足の裏側の「項部」及び「耳」の反射区
お子さんがお風呂上がりから時間がかなり経って、胃が痛いと症状を訴えたときの対処法です。冷えがみぞおち当たりにきています。その際は乾いたタオルを電子レンジで1分程度温めてみぞおち周辺に当てます。5~10分程度経つと症状は消えていき、食欲も戻ります。