弾発指(ばね指)

弾発指(ばね指)の症状を改善するツボです。

 

1. 背中の肩甲骨の間にあるツボで治していきます

「膏肓」 (第四、第五胸椎棘突起間脊柱の傍、指4本肩甲骨内縁、最も強いひびきのあるところ)

左右の肩甲棘突起内端を結んだ線より指2本弱下を目安にしてください。肩甲骨際より、少し内側の筋肉の上のほうがよりひびきを感じると思います。手を前で抱えるようにして、肩甲骨間をあけるようにしてください。

「膈兪」 (第七、第八胸椎棘突起間脊柱の傍、指2本)

左右の肩甲骨の下角を結んだ線上を目安にしてください。

「脊柱の骨際または指1本外側の圧痛点」

右図の線上で圧痛点かひびきがあるところを探り、押します

 

2. 手のツボです。手の血流改善を狙います。 

前腕の内側、真ん中の線(右図緑色破線)、心包経という経絡に沿って圧痛やしこりを探します。特に「郄門」がお勧めです

右図「郄門」(腕関節掌側横紋の正中から肘に向け指5本)

腕関節と肘関節間の中央より、指1本手首側になります。腕関節と肘関節間の中央も探り、押します。

「内関」 (腕関節掌側横紋の正中から肘に向け指2本)

 

②右図上廉、「手三里」、曲池というツボを押します。

上廉」 (腕橈骨筋という前腕外側の大きな筋肉の一番盛り上がったところ)

次の「曲池」から指4本離れたところにあります。手のひらで前腕部を下から支え、親指で押し込みます。

「手の三里」 (次の「曲池」より前腕橈側指3本下)

曲池」 (肘を深く屈し、肘下横紋の外端)

肘の骨に向かって押し込みます。

 

3. 慢性的な弾発指の対処です。痛みやこわばりのある指を流れている経絡の熱を取るツボ「滎穴」、関節の痛みを取るツボ「兪穴」と呼ばれているツボを使います。ピップエレキバンを貼るか、お灸(せんねん灸)をします。且つ、硬く握り持つ習慣的な動作(把持)の見直しをしてください。

 

①親指の場合です。太陰肺経の「滎穴」、「兪穴」を使います。具体的には次のツボが該当します。(以下、同様の説明となります)

右図「魚際」(手掌、第一中手骨中点の橈側中央、赤白肉際陥凹部)

ここでの赤白肉際とは手掌と手背の境目です。以下同様です。その境目にくぼみがあります。

「太淵」 (橈骨の手根関節の掌側腕横紋の外縁、陷中)

 

②人差し指の場合です。陽明大腸経のツボを使います。

右図「二間」(示指、第二中手指節関節橈側遠位(指先側)陥凹部、赤白肉際)

「三間」(手背、第二中指節関節橈側の近位(手首側)陥凹部)

ここでの遠位とは指先側、近位とは逆に手首側です。 

 

③中指の場合です。厥陰心包経のツボを使います。

右図「労宮」(中指、薬指を折り曲げて双方の先端の当たるところの中間)

中指、薬指双方の先端の中間ではなく、中指の先端という説もありますが、ここでは中間とします。

「大陵」 (腕関節掌側横紋の正中にとる、多少橈側)

 

④薬指の場合です。少陽三焦経のツボを使います。

右図「液門」 (手背、薬指と小指の間、水かきの近位陥凹部)

手背部第四と第五中手関節白肉際にとります。水かき中央より尺側の陥凹部にかけて押してください。

「中渚」(第四、第五の中手指節関節の後ろ陥みの間にある)

「中渚」の前後も探ってみてください。

 

⑤小指の場合です。太陽小腸経のツボを使います。

右図「前谷」(小指尺側第五中手指節関節の前陥中(遠位)、赤白肉際) 

「後渓」(手背、第五中指節関節尺側の近位陥凹部、赤白肉際)