白い痰が慢性的に出るという場合のツボ療法です。

東洋医学においては、気、血と並んで水(津液ともいう)は人が活動するうえで重要な要素ととらえています。不足することなく、多すぎることなく、よどむことなく、滞ることなく流れていることを良しとします。水は滞りが出ると「湿」となり、さらにひどくなると「痰」となります。痰が白い場合は肺(、咽喉、気道)、黄色くなるにつれ脾(、胃)の機能が落ちています。さらに進むと腎にも影響を与え、体質的に「痰湿」、「湿熱」となります。

痰が白い段階で改善したいものです。本ページではこういった症状の改善を狙います。100%の改善は困難ですが、症状を緩和することはできます。

 

1. 肩甲骨の高さの脊椎近くのツボを使います。

第七頸椎から第四胸椎までの棘突起の下縁(椎骨間のくぼみ)及び棘突起の下縁の指1本弱外側を探り、強い痛みを発する箇所を3~5回程度押します。症状が軽くなるにつれて痛みが和らいできます。

 

上記の箇所の中には、大椎、陶道、神道、定喘、華佗夾脊穴の名前がつけられています。

 

第七頚椎棘という言葉が出てきましたので、ここで説明しておきます。第七頚椎棘は、首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨で、丸く一番大きく見える骨です。棘は椎骨の後端が隆起し、突出したもの(突起)を意味します。人によっては、第六頸椎が大きく見える人もいます。その場合は、次の方法で判別します。

第七頚椎は頚椎(首の骨)の一番下で、髪の生え際から指4本下の大きな椎骨です。次の胸椎(背骨)の一番上との違いは首を縦横振ってみると動くのが頸椎、動かないので胸椎です。また、首を後ろに倒すと奥に引っ込むのが頸椎です。動く椎骨と動かない椎骨の間のくぼみが他に比べて一番大きいのも特徴です。

 

肩甲棘突起内端を結んだ線上が第三胸椎棘下縁になりますので、これも目安としてください。