白内障

白内障を東洋医学の観点からみると、目を司る「肝」、先天の気に関わる「腎」の衰え(この場合は老化)から来るものと見なします。治し方としては目のまわりの気(生体エネルギー)、血、水の流れを整え、肝、腎の働きを高めるとともに、首の後のコリを取ります。

 

1. まず、定番の目のまわりのツボです。

右図「晴明」 (内眼角の頭を去ること3~4mmの陥中)

目頭のやや上あたりに鼻根部の小さなくぼみがあり、鼻に向かって垂直に押します。

「攅竹」 (眉毛内端の陥中)

親指か中指で上45度の方向に押し上げます。他の指は必ず支えに回してください。このツボの面白い効用としてしゃっくり止めがあります。

「陽白」  (前頭部眉毛中央より親指幅1本上)

眉間と前髪際間の下から1/3で、小さなくぼみがあります。 

「魚腰」(眉の中央部分の少しまぶたに下りた眼窩のきわ)

親指で上45度の方向に押し上げます。

「絲竹空」 (眉毛外端の陥中)

「瞳子髎」 (外眼角の外方指1本、骨に少し陥凹するところ)

「承泣」 (眼窩下縁瞳子の直下6~7mm、縦に線上のものがある) 

右図「太陽」 (目じりから髪の生え際に向かう間にあるこめかみの大きなくぼみ)

白内障、老眼予防には欠かせないツボです。「眼医者ごろし」という異名があるぐらいの名穴です。まゆ尻と目尻の中央から、やや後ろにあり、正確にはこめかみからやや目尻寄りにあります。


右図「目ゾーン」 (足の裏側、人差指と中指の付け根から中ほどにかけてのゾーン)

この反射区は右の眼は左の足で、左の眼は右の足で施術しますが、白内障の治療としては両方に施術します。指の付け根の部分を強めに押し込みます。

2. 肝、腎の働きを促進させます。

右図「湧泉」 (足の五指を屈し足底中央の最も隅なるところ)

「腎臓ゾーン」 (第二、第三中足骨の近位端でリスフラン関節線の上)

「肝臓ゾーン」 (右足裏にあり、第二中足骨より第五中足骨のほとんどをカバー) 

このゾーンは右足のみです。外側に向けて押します。特に、薬指から4センチほど下に圧痛を感じると思いますので、念入りに押してください。

右図「太衝」 (第一、第二中足間を圧上して指の止まるところ)

目は肝の経絡(ツボの経路)に属し、定評のあるツボです。

3. 後頭部にある定番のツボから治していきます。

右図「天柱」 (盆のくぼの中央から指2本外側で僧帽筋腱の外縁陥凹部)

次の左右の「風池」を結んだ線より少し下側に位置します。「風池」を結んだ線には「上天柱」というツボがあり、「天柱」に劣らぬ効用があります。首を後ろに倒し、首の重みを利用して右側は左手の(左側は右手の)中指で押さえた方が効きます。

「風池」 (僧帽筋腱(僧帽筋の起始部)と胸鎖乳突筋の間の陥凹部、後頭骨の骨際)

体の正中線より指3本弱外側に位置します。

「玉枕」 (外後頭隆起直上陥中の傍ら指2本弱外側)

盆のくぼの中央より指3本上の線上になります。

「健脳」 (風池より指幅1本下)

「百労」 (脊柱の正中第七頸椎棘から指幅3本分上、外側指1.5本)

人によって第七頸椎棘から指幅4本分上が効く場合もあります。 

 

4. 水液の流れ、血行を良くするツボです。

右図の外後頭隆起の直下及びその左右

「脳戸」(外後頭隆起直上陥中)と「風府」(外後頭隆起下方(指二本弱)の陥中)の間を中心に左右一帯を押し揉んでください。