糖尿病

糖尿病タイプ2(インスリンの分泌量が低下しているか、インスリンの血糖を下げる作用が弱くなっている)の、特に境界型(ステージ1)におけるツボや反射区を使った療法です。糖尿病合併症で起こる部位(神経、目、腎臓)へのツボや反射区療法も行い糖尿病合併症の予防も狙います。

食事療法(特に糖質制限)はもちろんのこと、1週間で150分の有酸素運動(少し強め)と筋肉トレーニング(体の大きな筋肉、特に下半身)は必須です。「自分でできる運動療法」を参照してください。

HBA1cはなかなか減りません。息の長い取り組みが必要です。

 

1. 消化器を司る経絡の流れを整え、強化するツボと反射区です。

右図「膵臓ゾーン」 (拇指球の3cmぐらい下のリスフラン関節上、斜線部分)

膵臓の働きを強化します。

「胃、十二指腸ゾーン」(足裏第一中足骨の基部)

消化吸収を正常化します。双方のゾーンとも指圧棒を使って押し揉みます。方向としては内側から外側に向けて押し込みます。

右図「中脘」 (胸骨体下端(肋骨弓が交差する部位)から臍までの線の中央)

臍の中心から真上に指4本+1本のところに圧痛を探る方法が分かりやすいと思います。少し前かがみの姿勢で押します。

「章門」(第十一肋骨尖端の下際)

肘関節を屈して肘尖の当たるところに圧痛を求めます。肘を90度に曲げ、さらに少しうしろに引いた方が第十一肋骨尖端に当たります。

 

 

2. 糖尿病合併症を予防するためのツボと反射区です。

①手や足の先端の神経障害の予防です。これらは糖尿病の症状改善のツボとしても勧めます。

右図「隠白」(足の母指内側、爪体の角を去ること2mm弱)

手の拇指の爪先で押します。

右図左側「小指尖」 (手の小指の先端)

右図右側「小趾尖」 (足の小指の先端)

双方とも爪で押し揉みます。特に手軽に押せるツボとして手の小指の先端のツボがお勧めです。

②自律神経機能低下の予防です。

右図「腹腔神経叢」 (「湧泉」(足の五本の指を内側に曲げた時にできるくぼんだところ)というツボを中心に第一中足骨と第二中足骨の間から、第三中足骨と第四中足骨の間までの範囲)

太陽神経叢ともいいます。

③腎症の予防です。

右図「湧泉」 (五指を屈し足底中央の最も隅なるところ)

「副腎ゾーン」 (「湧泉」の真下)

「腎臓」 (第二、第三中足骨の近位端でリスフラン関節線の上)

④目の障害の予防です。

右図左側「目ゾーン」 (足の裏側、人差指と中指の付け根から中ほどにかけてのゾーン)

右図右側の「眼球」 (足の甲側、人差指と中指の末節骨)と挟むように押し揉んでください。

この反射区は右の眼は左の足で治します。左の眼はその逆です。

3. 腸内で発生する腐敗ガスや腐敗毒素が体内に蓄積され、免疫システムに異常をきたすことが、糖尿病の遠因として考えられるという報告があります。腸を整える3個の方法を列記します。どの方法でも結構です。

①そのひとつめとして、足の大腸と小腸への反射区への押圧を勧めます。指圧棒または歯ブラシの柄の先でも結構です。まず、大腸の反射区です。右足から左足での数字の順番に押してください。2と3のラインはリスフラン関節の少し下方(但し、第四中足骨基底部では同関節の上方)、5のラインは内髁と外髁を結んだ線になります。つぎに小腸の反射区です。斜めの線のエリアを押し揉んでください。

 

②二つ目の方法です。おなかのツボです。

右図「天枢」(臍の両傍指2本半~3本)

「大横」 (臍の両傍指3本+3本、乳頭線上(乳首から真下の線)) 

「大巨」(天枢穴の下指3本)

これらのツボは皮膚に直角に少し強めに押してください。

③三つ目の方法です。背中のツボです。

右図「大腸兪」(第四、第五腰椎棘突起間

脊柱の傍指2本、腸骨の上端の高さ)

押し方としては次の方法がお勧めです。 

仰向けに寝て、小さなボールを2個タオルに巻いて腰に当てます。小さなボールとしてバウンドボール(直径56mm)がお勧めです。