肝機能向上

肝機能を向上させる定番の反射区とツボです。

肝臓の役割は、腸で吸収されたさまざまな栄養素を代謝、貯蔵するほか、胆汁の生成や分泌及び解毒や排泄等等、いわば化学工場、貯蔵庫にたとえられています。一方、東洋医学、五行思想からみると、肝には次のような働きがあるとしています。「血を貯蔵し、血量を調節する」、「外からのあなどりを防ぎ、対策を考慮し、病邪に抵抗する」、「筋肉を管理し、疲労を取る」、「怒り、いらいらを鎮め、情緒や精神状態を安定に保つ」、肝っ玉とよく言われますが「計画力や決断力をつける」、「目の機能を回復する」といった働きです

「肝」、「腎」ともに縁の下の力持ち、身体を支えている重要な臓器です。

 

1. まず、足の反射区です。

肝臓ゾーン」 (右足裏にあり、第二中足骨より第五中足骨のほとんどをカバー)

 

このゾーンは右足のみです。足の裏側で外側(第四中足骨)4センチほど下にも圧痛を感じると思いますので、念入りに押してください。この箇所は外側に向けて押します。

「胆嚢反射区」(右足の甲及び裏の第三、第四中足骨間隙の基部(足首に近い部分))

胆嚢反射区は右の足のみで、足の甲側、裏側双方にあり、特に甲側に圧痛が出ます。右足の第三指と第四指の指の股から5センチほど下になります。 

 

2. 足とおなかのツボです。

右図「太衝」 (第一、第二中足間を圧上して指の止まるところ)

右図「期門

このツボの取り方は二通りあります。

a1 (第6肋間、前正中線の外方4寸(乳頭中央の下方)

WHO(世界保健機関)で定義されている位置で、「巨闕」(胸骨体下端(肋骨弓が交差する部位)から指3本分下)というツボの外方(指5本)

a2 (第9肋軟骨付着部の下縁)

旧来定義されていた位置で、乳頭線上(正中線より指幅5本外方)で肋骨下縁(第9肋軟骨付着部にあたる)のやや内側のくぼみにとります。このくぼみはみぞおちから肋骨下縁を探っていくと2番目のくぼみになります。

a1、a2の両方の反応を探り、反応のある方を選びます。

 

3. 脂肪肝を予防するためには食事と有酸素運動及び筋肉トレーニングを合わせた形での運動による養生が必須です。筋肉トレーニングについては「自分でできる運動療法」または「運動による養生法」を参照してください。