花粉症

花粉症を治す方法として、次の二つのアプローチをします。

①「鼻みず」、「鼻づまり」、「くしゃみ」、「目のかゆみ」といった症状を緩和するための特効ツボを使います。

東洋医学には、「衛気」という考え方があり、その機能は体表近くで活動し、外邪に対する防衛的な役割をするものと定義されています。花粉症の要因は「衛気」の機能が正常に働いていない、特に顔に熱を持っていると考えます。そこで、その熱をちらす方法をとります。

 

長期の対応になると思います。また、薬を常用している方は薬と併用しながら、ツボ押しをしてください。

 

 

1. まず、症状を抑えるツボです。いくつか方法があります。

①最も手軽にできる手のツボです。両手の中指の腹に十文字の形でチクチクと刺激をします。刺激をする道具として、シャープペンシル(芯を出していない状態)の先か片方の手指の爪を使います。横の線が「目」、縦の線が「鼻」ととらえてください。中指の腹の中心線で横から見て一番高いところが「鼻」ととらえ、「目」の横の線はそれより上になります。目が充血している側の手の方に圧痛があります。

 

子供の花粉症はこのツボと次の「風渓」だけで十分です。顔の熱をちらす項番2④「合谷」及び②後頭骨の下の線(「風池」、「天柱」の線)を加えるとさらに効果が出ます。痛がりますが、何回か行うと我慢してくれます。

 

 

②耳ツボで症状を抑える方法です。特に「風渓」がお勧めです。

右図「風渓」 (耳の上の方の溝(舟状窩)で耳の一番高い所から少し外側に下がったあたり)

耳介結節(耳輪の後上部の縁にある突起)の下になります。

「外鼻」 (耳の穴にかぶさるように出ている顔の輪郭に沿った小さな膨らみ、この膨らみの中央よりやや頬によったところ)

「内鼻」 (外鼻の裏側(耳の穴の内側)、外鼻の真裏よりやや外側)

「目1」、「目2」 (耳の切れ込み部分のやや外側、両脇)

 

③顔のツボで症状を抑える方法です。

右図「印堂」 (両眉の中間)

「晴明」 (顔面部、内眼角の内上方と眼下内側壁の間の陥凹部)

目頭より内側やや上(3~4mm)の鼻根部の小さなくぼみで、鼻に向かって垂直に軽く押します。

「鼻通」 (鼻の左右にあり、鼻を縦に長さを取ったときの真ん中にあるくぼみ)

「鼻穿」とも言います。

「迎香」 (鼻唇溝中(法令線上)、鼻翼(小鼻)外縁中点と同じ高さ)

 

2. 次に頭、頸部、手のツボで顔の熱をちらします。

①頭頂部のツボを使います。

右図「百会」(頭部正中線と左右の耳尖を結んだ線の交叉部)

少しくぼんでいるところです。中指で押します。

「通天」(頭頂より指2本外方)

「百会」の横の線より親指幅1本前の線、「百会」の縦の線より指2本横の線の交点に取ります。大体「百会」の指2本強斜め前になります。

 

②後頭部のツボを使います。

右図「風府」(外後頭隆起下方(指2本弱)の陥中)

指1本弱下の「瘂門」(盆のくぼ)もあわせて中指、示指でこねるように揉みます。

「風池」(僧帽筋腱と胸鎖乳突筋の間の陥凹部)

「風府」に並びます。後頭骨の骨際に取ります。

「天柱」 (盆のくぼの中央から指2本外側で僧帽筋腱の外縁陥凹部)

左右の「風池」を結んだ線より少し下側に位置します。「風池」を結んだ線には「上天柱」というツボがあり、「天柱」に劣らぬ効用があります。

首を後ろに倒し、首の重みを利用して右側は左手の(左側は右手の)中指で押さえた方が効きます。

 

③次に後頭部の横の線です。

目安として、

右図b1外後頭隆起の下の線(2本)、

b2外後頭隆起の上の線、

b3外後頭隆起よりも指2、3本上の線

を中心部から側頭部に向けて探ってみてください。b2の線上には「脳戸」、「玉枕」、「脳空」というツボが並んでいます。

 

④次に手のツボです。

右図「合谷」 (第一、第二中手骨の基底部の前陥凹部、やや人差し指側)

「面口は合谷に収む」と言われ、顔面及び目の疾患には欠かせない名穴です。

「少商」 (拇指橈側爪体の角を去ること2mm弱)