花粉症

東洋医学には、「衛気」という考え方があり、その機能は体表近くで活動し、外邪に対する防衛的な役割をするものと定義されています。花粉症の要因は「衛気」の機能が正常に働いていないと考えます。その機能改善のためには冷えを取り、血流、特に頭部の血流を良くする必要があります。この観点からと症状を抑えるツボ、反射ゾーンを使って花粉症を治していきます。

 

1. まず、症状を抑えるツボです。

右図a1 「風渓」 (耳の上の方の溝(舟状窩)で耳の一番高い所から少し外側に下がったあたり)

耳介結節(耳輪の後上部の縁にある突起)の下になります。

a2「外鼻」 (耳の穴にかぶさるように出ている顔の輪郭に沿った小さな膨らみ、この膨らみの中央よりやや頬によったところ)

a3「内鼻」 (外鼻の裏側(耳の穴の内側)、外鼻の真裏よりやや外側)

a4「目1」、a5「目2」 (耳の切れ込み部分のやや外側、両脇)

右図a11「印堂」 (両眉の中間)

a12「晴明」 (内眼角の頭を去ること3~4mmの陥中)

目頭のやや上あたりに鼻根部の小さなくぼみがあり、鼻に向かって垂直に軽く押します。

a13「鼻痛」 (鼻の左右にあり、鼻を縦に長さを取ったときの真ん中にあるくぼみ)

「鼻穿」とも言います。

a14「迎香」 (鼻唇溝中(法令線上)、鼻翼(小鼻)外縁中点と同じ高さ)

 

右図「飛揚」 (下腿後外側、腓腹筋外側頭下縁とアキレス腱との間、崑崙の上方、承山の外下方指一本強)

腓腹筋外側頭下縁になりますが、よほど筋肉が発達していないと腓腹筋外側頭下縁はよくわかりません。まず、「承山」(膝裏の横紋と外くるぶしの先端と同じ高さのアキレス腱を結んだ中間)を見つけ、その外下方指一本強を見つけた方がわかりやすいと思います。

 

漢方薬では「小青竜湯」がよく効きます。

2. 次に手と足のツボで冷えを改善し、血流を良くします。

右図b1「合谷」 (第一、第二中手骨の基底部の前陥凹部、やや人差し指側)

「面口は合谷に収む」と言われ、顔面および目の疾患には欠かせない名穴です。

b2「少商」 (拇指橈側爪体の角を去ること2mm弱)

右図「三陰交」 (内踝の直上指4本、脛骨の後縁)

冷え、血流の改善には欠かせない万能穴です。

3. 次に頭、頸部のツボで頭部の血流を改善します。

右図b21「百会」(頭部正中線と左右の耳尖を結んだ線の交叉部)

少しくぼんでいるところです。中指で押します。

b22「通天」(頭頂より指2本外方)

「百会」の横の線より親指幅1本前の線、「百会」の縦の線より指2本横の線の交点に取ります。大体「百会」の指2本強斜め前になります。

右図b31「風府」(外後頭隆起下方(指2本弱)の陥中)

指1本弱下のb34「瘂門」(盆のくぼ)も合わせて中指、示指でこねるように揉みます。

b32「風池」(僧帽筋腱と胸鎖乳突筋の間の陥凹部)

「風府」に並びます。後頭骨の骨際に取ります。

b33「天柱」 (盆のくぼの中央から指2本外側で僧帽筋腱の外縁陥凹部)

左右の「風池」を結んだ線より少し下側に位置します。「風池」を結んだ線には「上天柱」というツボがあり、「天柱」に劣らぬ効用があります。

首を後ろに倒し、首の重みを利用して右側は左手の(左側は右手の)中指で押さえた方が効きます。

 

4. 足のツボ、反射区を使う方法です。

右図c1「目」の反射区 (足の人差指と中指の付け根から中ほどにかけてのゾーン)

c2「湧泉」(五指を屈し足底中央の最もくぼんだところ)

c3「副腎」の反射区 (湧泉の下のエリア)

右図 「鼻」の反射区 (足の親指の爪の下)

足の甲側から裏側にかけて揉みます。

右図「副鼻腔(前額洞、上顎洞)」の反射区 (足の指の甲側及び裏側(末節骨~中節骨、親指は内側))

各指の全体を挟むようにして揉みます。