CM関節症

CM関節症は、手の親指の付け根にあるCM関節(母指手根中手関節)に起こる変形性関節症です。よくある手の痛みの原因で、特に40〜60代の女性に多いと言われています。親指の付け根(手首寄り)が痛む、つまむ動作(瓶のフタを開ける、洗濯バサミをつまむ)がつらいといった症状がでます。CM関節症の痛みはなかなか取れません。整経外科の治療に加えて本ページにあるセルフの改善方法を勧めます。

 

《豆知識》

●CM関節とは

 •親指の付け根にある、大菱形骨(だいりょうけいこつ)と第1中手骨の間の関節

 •親指の「つまむ」、「ひねる」、「握る」などの動作を支える重要な関節

 

1.まずはオーソドックスに親指を通る経絡である大腸経、その陰陽の関係にある経絡、肺経からツボを選びます。

次の3つのツボをセットで押します。このセットがポイントです。ピップエレキバンを貼っても結構です。 

①「合谷」もお勧めのツボの一つです。この場合の「合谷」は第二中手骨中央部のキワに取ります。ヨーロッパでは「合谷」としてよく取穴される場所です。親指の爪を立て、少し痛いと感じるぐらいの強さで10秒間押します。 

②「陽谿」(第一指と第二指を伸展して、深い凹窩の生じるところ)

このツボは鎮痛効果があります。コツは円を描くように押しこみながら揉みます。 

③「列缺」 れっけつ(両手の拇指と示指のまたを交差させ、示指の先端が当たるところのくぼみ(橈骨茎状突起のそばのV字型の割れ目))

これも親指の爪を立て、少し痛いと感じるぐらいの強さで10秒間押します。 

④次に「魚際」というツボを使ってください。ピップエレキバンを貼ります。お勧めします。肺経という経絡の熱を取る、「滎穴」と呼ばれる定評のあるツボです。滎穴とは12経の各経絡毎にあります。

右図「魚際」(手掌、第一中手骨中点の橈側中央、赤白肉際陥凹部)

ここでの赤白肉際とは手掌と手背の境目です。以下同様です。その境目にくぼみがあります。

 

2.①右図の通り、親指のMP関節(第二関節)背側の骨上の中点にピップエレキバンを貼ってください。時々この関節の周りを時々楊枝でチクチクと刺激を与えます。

②右図の通り、母指球の周りを囲むようにピップエレキバンを貼ります。時々楊枝でチクチク刺激を与えます。母指球の筋肉を和らげることが目的です。