今年の冬はインフルエンザ、コロナ、マイコプラズマ肺炎の感染症の増加が懸念されています。本ページではツボ療法によるこれらの感染症の予防法について紹介します。いろいろな予防法に手技療法も加えてください。
今年(2024年)の1月終わり頃から夜起きたときにふらつきやめまいがありましたが、「水毒(冷たい水が滞り身体を冷やす)」が原因と特定し、水の飲み方を制限しました。その結果、症状は消えました。しかしながら、暑い夏を迎えると夜起きたときのふらつきやめまいの症状が再発しました。
症状からいろいろ調べてみると、熱中症です。「水毒」体質から脱却するために、水の飲み方を極力制限したことが要因だと思います。症状は同じでも、冬の時と全く要因は違います。但し、冷水をのむことは控えています。夜間頻尿も減らしたかったのですが、やむを得ません。水を飲む量を増やすことで、症状は消えました。水を飲む量は一日せいぜい1~1.5Lぐらいです。
最近の自分の事例です。
・かなり強く押しすぎたせいか、親指の付け根が痛い。いつもなら沢田流合谷と陽渓の境目に指を入れて、痛みが止まるが、今回はなかなか痛みが止まらない。長押ししても効果が無い。そこで炎症を起こしている部位の血流を良くすべく、親指と人差し指の間の指間穴(八邪)を片方の手の拇指と示指で強くつまみ、押し込み、次に指先の方向にはねるという動作を何回かやってみた。5分後には痛みが止まった。
最近、指を対象にした手法、例えば、高麗手指鍼手法、井穴のチクチク、捏五指法、八邪穴の押し揉みを多用しているが、いずれも有効であることを実感する。
1月末から続いていた不調(夜起きたときのめまいと胃のムカムカ感)は、自分なりの解決策が見つかり、2月中頃から回復しましたが、3月に入り、今度は頑固なヘルペスになりました。ヘルペスの箇所は鼻の頭と左大腿部です。帯状疱疹ではないですが、手こずりそうなので皮膚科を受診しました。「疲れていますね。免疫力が落ちています」という説明と飲み薬バルトレックス錠500と抗ウイルス剤の軟膏を処方されました。
問題はこういった状況の元の原因は何かということです。
1月末から不調とは言え、スポーツジムは週4回通い、講座、講座の準備、東洋医学等のスタディを続けており、それほど疲れた感覚はありません。確かに寝る前、「今日は疲れたな」という日が増えてきましたが、翌日には回復します。3月2日に7回目のコロナワクチンを受けましたが、それほど顕著な副反応はなく、ワクチンが影響しているかどうかは調べようがありません。
そもそもの原因について、中国医学の本を数冊読み返すなどして考えてみました。そこには納得できることが示唆してありました。がんと免疫力、免疫力と大腸の関係です。
最初の「夜起きたときのめまいと胃のムカムカ感」の原因と対処法は次の通り。
・夏以来ジムでのトレーニングの際、頻繁に冷たい水を飲むことを習慣化しており、このことが水毒の原因でとなり、この症状を引き起こしている。
・そこで胃の位置の体表に使い捨てカイロを当て温めることにした。そうすると急激に元気になっていくのを実感。
では、今回の2箇所のヘルペス罹患はどう考えたら良いのでしょうか。
免疫力の衰えというキーワードに大腸の役割を今一度考えてみました。
・中国医学では「大腸の気の流れを正常に保つことは、肺気や胃気の流れを正常に保つためにも重要である」としている。後天の気を支える臓腑として大腸を重要視している。
・腸内細菌は、食物の分解や栄養吸収、免疫調節などに重要な役割を果たしている。
-腸粘膜細胞と協力して約70%の免疫力を作り出している。
-IgAと呼ばれる免疫グロブリンを産生している。 等
・がんの発症には免疫力の衰えが大きく関係している。
・水毒は身体を冷やし、大腸も冷やし、冷やすことで免疫力が落ちる。
こう考えると、冷水の飲み過ぎが水毒の主要な要因であり、対処法として大腸も温める必要があることになります。
そこで使い捨てカイロの貼る場所をみぞおちから臍の間(胃)と臍下から下腹部(大腸)の2箇所にしました。
これを貼ることで薬剤の効果が上がりました。
総括すると、加齢とともに(後期高齢者になると)腎陽虚(温める力が弱くなり)になり、さらに水毒(冷たい水が滞り身体を冷やす)が悪さをし、免疫力が落ちていく、この生活習慣が体質になってしまいます。がんの予防ということを考えたとき、この気づきは大事だと思います。
(参考文献)
・小高修司(1997)『身体(からだ)にやさしいガン治療』講談社.
2週間ぐらい続いためまい、胃のムカムカ感もやっと出口が見えてきました。顛末は次の通りです。
●2024/2/2(月)夜~2/12(月)夜
薬剤を1週間飲んだが、夜のめまい、胃のムカムカ感は結果として取れていない。
かえって昼間も以前より調子が悪くなり、毎日のウォーキングも休みがち、2/13(火)ジムでのトレーニングも3つやるのが関の山であった。
●2024/2/9(金)昼
日中も自転車に乗っているとき、歩いているとき、フワフワ感がある。
●2/13(火)昼
水回りの掃除をした際、かなり寒い格好で行った。その後急激に身体の調子がさらに悪くなった。
夏以来ジムでのトレーニングの際、頻繁に冷たい水を飲むことを習慣化しており、このことが水毒の原因でこの症状を引き起こしていることに気がついた。
そこで胃の位置の体表に使い捨てカイロを当て温めることにした。そうすると急激に元気になっていくのを実感。
●2/14(火)昼~2/15(木)夜
トイレで夜間起床時のめまい、朝起床後の胃のムカムカ感は無し。2/15(木)昼は軽めのトレーニング開始。
やっと、自分の体調を取り戻した感じがする。100%完全かどうかは次週ジムでトレーニングの状況で判断する。
総括します。
●トイレで夜間起床時のめまい、朝起床後の胃のムカムカ感の要因は水毒(痰湿)にあり。年配になると温める力が弱ってくる腎陽虚になる。水毒(痰湿)も水の飲み方の習慣からなり得る。年配になったら冷水は絶対避けるべき。咀嚼も大事。
[注]・「水毒(痰湿)」、「腎陽虚」:「体質とツボ」ページを参照してください。
●使い捨てカイロの貼り方は横置きにしてみぞおちから臍までに縦に2枚に並べて貼る。
●筆者がめまいに効いたと思うツボは
「足臨泣」~「地五会」(第四、第五指の股の間から中足骨が交わるまでの陥凹部)を強めに揉む。
●筆者が起床後の胃のムカムカ感に効いたと思うツボは
「内関」 (腕関節掌側横紋の正中から指2本)を押圧。少し顔を上向きにして揉むとゲップが出て、楽になる。
2024/1/30に「胃のあたりの膨満感」というテーマで顛末を書きましたが、それで終わりませんでした。
●2024/1/29(月)夜~1/31(火)夜 夜起きたときのふらつき&翌朝のめまいと吐き気&日中は問題なし
・夜間トイレに行くとき、立っていられないほどのふらつきと便座に座っていてもフラフラ支えきれない。
・1/30朝、起床直後、起きて頭を急激に回したとき、回転性のめまいが起こる。
・1/31夜、フラフラし、壁にそれほどひどくはないものの頭を打ち付ける。
・1/30、31の日中は朝食後ゲップが出て、ふらふらの感覚がなくなる。日中はいつもの調子が戻る。
●2024/2/1(木)午前 診療所に行く
・大事を取って午前中診療所に行く。
・脳のCTスキャンを取る。
・ドクター曰く「異常無し、しっかりした脳である。隙間がなく、びっしりしている、脳室は年齢とともに少し大きくなっている。海馬も大きい。」
・めまいを抑える薬が処方される。
-トラベルミンとベタヒスチンメシル酸塩錠6mg
-ベタヒスチンメシル酸塩錠6mg(メリスロンのジェネリック)
(注)ベタヒスチンメシル酸塩錠6mgは血流改善作用などにより内耳のむくみなどを改善し、メニエール病などのめまいや難聴などの症状を改善する薬
●2024/2/1(木)午後~2/2(金)午後 薬剤服用後
・夜起きたときのふらつきなし。 朝起きたときの吐き気はほとんどなし。しかし、急に首を回したときにめまいの兆候あり。
●この症状の原因を私は次のように推測したが、検証できていない。
・咀嚼不足によって食物が十分に細かくならず、胃腸で消化されにくくなる。そのため、胃腸に負担がかかり、水分代謝が悪くなる。その結果、水毒(痰湿)になる。水毒は、体内に余分な水分が溜まり、むくみやめまいなどの症状が現れる。
⇒咀嚼を徹底することとツボ療法で治るかどうか? 予防できるかどうか?
私自身の胃の不調に関する顛末です。
2024/1/29夜、食後2時間ぐらい経った頃から、胃のあたりに膨満感が出てきました。胃が痛いというよりも腹筋が痛いという感じです。立っていることが苦痛になってきました。
どう対処をするか? 応急対応です。
・胃の不調時に対応する定番の「中脘」、「巨闕」に「気は心」シールを貼る
・みぞおち辺りに使い捨てカイロを貼り、温める
・足の反射区「胃」ゾーンを指圧棒で強めに押圧する
・就寝時は左を下にして寝る→その方が痛みが緩和する
夜、深い眠りは期待できないと予想していましたが、いつもと同じ睡眠パターンでした。
翌朝、症状はかなり良くなっていましたが、不調感が残っていました。朝食後、数回のゲップの繰り返しが数セットあり、その後症状が消え、いつもの調子が戻ってきました。
なぜ、このような症状になったのか、自分で次のように推測してみました。
・最近、食事中、咀嚼が足りず、空気を飲み込んでいる→胃の中でゲップが溜まり、膨満感になる→腹筋を刺激する、胃の調子も落ちる。
高齢者の頻発するこむら返りを予防するには次の方法を一日の内、何回も行ってください。
足の親指を甲側に曲げ、腓腹筋を伸ばしてください。
私自身の最近の膝痛を改善した顛末です。
《痛めた経緯と症状》
1. 膝痛の経験はテニスをやっていた頃を除くとあまりありません。たまに、膝に違和感を感じるときがありますが、こういう場合は「膝眼」というつぼにピップエレキバンを貼ります。当日か翌日にはその違和感が取れます。
2. しかし、2023/9/24いつも通っているジムの「レッグプレス」というマシントレーニングで左膝を痛めてしまいました。私は130kgの重さで15~18回やります。いつもと同じような負荷ですが、痛めたときはフォームが崩れた記憶があります。
3. 膝痛の状況は、歩くときに少しびっこを引く程度ですが、痛みで正座ができません。あぐらもかけません。
《手当の経過》
4. 最初2日間はピップエレキバンを貼っていたのですが、痛みは緩和しません。
5. そこで「膝眼」へのお灸に切り替えました。せんねん灸伊吹です。最初の日は10壮近くやっても熱くありません。数日経つと5~6壮で熱く感じます。その後は2~3壮で熱く感じます。
6. 3週間後、9割方良くなり、4週間後ほぼ良くなりました。完治はまだしていないことと、膝の大事さを考え、お灸1~2壮を毎日継続しています。
《ジムでのトレーニング》
7. 痛めた日から10日間は下半身の筋トレと時速6kの速歩は止めました。上半身の筋トレやクロストレーナーを使った有酸素運動は休止せず、継続です。10日目以降、下半身の筋トレと時速6kの速歩は再開です。
《結論》
8. 膝の痛みには「膝眼」のお灸がよく効きます。熱さがしみ通るまで何壮もやるのがコツです。
・ 「犢鼻(外膝眼)」 とくび(がいしつがん) (膝の前面で膝の下にできる外側のくぼみ)
・ 「内膝眼」 ないしつがん (膝の前面で膝の下にできる内側のくぼみ)
《参考ページ》
・「膝痛」
最近周りで「関節や筋肉の痛みがぶり返した」という方が多いですね。一様に「何もしていない、痛みの原因となることが思いつかない」と言います。しかも、なかなか治りません。この現象をどう捉えたら良いのでしょうか?
いくつか共通点があります。
・70歳以上の人が多い
・元の損傷はここ半年以内
・訴える症状は痛み、しびれ、違和感
・元の症状は1ヶ月程度のケアで寛解した
・ぶり返した要因が思いつかない
・動作痛が多い。何もしていないときは痛くない
・整形外科へ通院しても結果は芳しくない
臨床的に次のようなことがわかります。
・要因の元がわかりにくい←どの動作でそうなったのかわかりにくい
・普段の生活では痛みが出ないため、ケアを継続していない
・関節、筋肉、腱、体幹が老化し、固くなってきている→ちょっとした動きで損傷しやすい→炎症が慢性化しやすい
・痛みのある経絡の延長線上に症状が出る
・胆経、膀胱経のような左右の頭~足まである長い経絡が途中で交差していると仮定すると、痛みや違和感も左右交差していることが説明つきやすい⇒調べてみると、中国の古い医学書「黃帝内経霊枢」の中の「経筋篇」に、『左右交差している「経筋」というものには左を病んだ影響が右に出るという「維筋相交」という考え方がある』
・筋肉や腱、筋膜に痛みがあり、常に同じ箇所に痛みが出るわけでない→動作痛がポイント
教科書通りの特効ツボ押しではなかなか功を奏しません。
しかし、治し方をいろいろ探っていくなかで、いくつかヒントがあります。
・日常的に関節、筋肉、腱、体幹を伸ばす体操、ストレッチを習慣化していない
・ある動作をしたときに痛みがある場合、その動作をしたまま痛みがある筋肉を探ると圧痛や著明な痛みがある箇所が見つかる
・その動作をしたまま、その痛みがあるところを長押しすると痛みが止まる→トリガーポイント手法を応用する
・一旦おさまるが再発する→再度上記の手法を行う→繰り返す
・痛みが出やすい動作を避けてください。
[注] トリガーポイント:筋・筋膜性疼痛症候群の原因として、関連痛がある筋肉にその原因となるポイントがあり、そこを探るとこりや痛みがある。
疲れたときに、慢性の歯肉炎、歯周病による歯痛が出た場合の対処法です。予防法としても採用してください。歯医者の処置に加えて、セルフでできる対処法や予防法で早めに、軽いうちに治してください。
ここ数ヶ月前から腸が過敏になり、ガスが発生したり、トイレに行く回数が増えてきました。私は毎夕食時のビールのつまみでくるみと黒豆を常食としていますが、くるみを食べるとこの症状が出てくるようです。食べるといっても手のひらに軽くのる程度です。10粒(かけら)もありません。しかし、腸が過敏に反応しているのが実感としてわかります。下痢の症状はありません。
栄養価からいっても、お勧めの食材で、十年以上常食にしていました。残念ですが、止めざるを得ません。他の食物繊維とのバランスがあるのか、それとも年齢によるものなのか、腸内環境が変化しているのでしょうね…?
いろいろ自分で試してみて状況を探ってみます。
頭皮に触っただけで表面がピリピリする場合は頭皮の血行が悪くなっています。髪の毛が薄くなる前ぶれかもしれません。頭のマッサージか指圧の励行を日常化してください。
スワイショウ(甩手)は経絡の動的ストレッチであるという仮説を立てるとスワイショウは単純な動きではありますが、全身運動であることがわかります。さらに、スクワットを入れていただくとより健康維持として完成度が上がることが推測できます。
スワイショウは単に経絡を伸ばすだけでなく、経絡を縮ませる、経絡に力を入れる(圧を加える)、経絡の力を抜く(緩ませる)、この動作の繰り返しで全身の気を回しています。ねじりは最も長いストレッチです。
特にスワイショウの4番目のでんでん太鼓は体の中心線を軸にねじります。且つ手を力を抜いて、体に巻き付けます。経絡でいうと、前部の経絡である任脈、胃経、腎経、脾経、肝経、後部の経絡である督脈、膀胱経、側部の経絡である胆経、手の経絡である肺経、大腸経、心経、小腸計、心包経、三焦経計14経全てがストレッチされます。それも長時間です。この効果は内臓含む体全般に渡ります。
スクワットも含めるとさらに効果が上がるという理由は下半身を下げている過程で、下半身の6経絡全てが伸び縮みするからです。
運転免許更新期間の満了する日が75歳以上になる場合、免許を更新するためには「認知機能検査」があり、それに合格する必要があります。
具体的な検査は次の通りです。
16種類の動物、電気製品、乗り物等の絵が示され、それを記憶をし、別のテスト後、絵の対象物を筆記するというものです。警察庁、各県警のホームページに16種類×4セットの絵が公開されています。本番の時はどのセットが出題されるかはわかりません。あらかじめ覚えるとしたら、合計で64枚、セットごとに覚えておく必要があります。
私にも通知が来て、認知機能検査を受けなければなりません。
私自身、加齢とともに記憶力が衰えていることが実感しており、金輪際記憶力を試すテストは勘弁してという感じですが、この際だから自分の記憶力がどこまで衰えているか、衰えをどうカバーするか探るべく4セットを覚えることにしました。
以下、4セットの中からCパターンを例に自分の記憶力の衰え、自分なりに工夫した覚え方等について記述します。
1. Cパターンの内容
絵の対象物 ヒント
機関銃(キカンジュウ) 戦いの武器
琴(コト) 楽器
親指(オヤユビ) 体の一部
電子レンジ(デンシレンジ) 電気製品
セミ 昆虫
牛(ウシ) 動物
トウモロコシ 野菜
ナベ 台所用品
はさみ(ハサミ) 文房具
トラック 乗り物
メロン 果物
ドレス 衣類
クジャク 鳥
チューリップ 花
ドライバー 大工道具
椅子(イス) 家具
[注]
●認知機能検査の記憶に関するテストには次の二つがあります。
・絵に描かれていた対象物を16種類思い出して書く。
・ヒントが示された欄に該当する絵に描かれていた対象物を16種類思い出して書く。
2. 状況把握
・全てを丸暗記することは出来ない。何かに紐付けるか、ストーリーを作らないと覚えられない。
・ネットでは暗記の方法として語呂合わせが紹介されているが、長すぎることと語呂合わせ自体がピンと来ず覚えられない。
・100%出来ても翌日には間違える。下の例が多い。
・4セットそれぞれの内容が混ざってしまう。パターンCのなかにそれ以外のパターンの対象物を記述してしまう。
3. 自分なりの工夫
・自分が覚えられる短いストーリーを作る。ストーリーのロジックがわかりやすければ長くても良い。
・絵の順番で覚える。絵の配置を覚える。絵のイメージを思い浮かべる。
・絵の前後2、3枚でストーリーを作る。
・各パターンには動物、電気製品、乗り物等のヒントがあり、そのヒントごとにストーリーを作る。
・各パターンの先頭は戦いの武器であり、これを各パターンの旗印とし、丸暗記する。パターンAは大砲、Bは戦車、Cは機関銃、Dはカタナである。
4. 工夫の具体化
・「機関銃」、「琴」、「親指」⇒機関銃のごとく、琴を親指で鳴らす
・電気製品は、パターンAはラジオ、Bはステレオ、Cは電子レンジ、Dはテレビであることを覚えておく(→何故か製品が古いですね)。
・昆虫と動物は組み合わせて連想をしながら全てのパターンを覚える。Aはテントウムシ・ライオン(小さな虫と最強の動物)、Bはトンボ・ウサギ(双方とも目に特徴、360度視野を持つ)、Cはセミ・ウシ(ウシの額にセミが止まる)、Dはカブトムシ・ウマ(カブトムシがウマを威嚇)
・野菜と台所用品は何かと紐付けて全てのパターンを覚える。Aはタケノコ・フライパン(丸暗記するしかない)、Bはトマト・やかん(トンボ、ウサギの目の続き→丸い)、Cはウシ・トウモロコシ(出だしのヒントの武器が機関銃→機関銃でミナゴロシ(ミナゴロシをトウモロコシに結びつけるには無理があるがなんとなく結べつけやすい))、Dはカボチャ・包丁(出だしのヒントの武器がカタナ→カボチャを包丁で切る)。
・トウモロコシをナベで煮る。
・「ハサミ」、「トラック」、「メロン」、「ドレス」⇒ハサミでトラックの絵、夕張のメロン、ドレスを切る。ハサミとドレスを結びつけておく。
・衣類は、Aはスカート(スカートでオートバイには乗れない)、Bはコート(ヒコウキにはコートが似合う)、Cはドレス(ハサミとドレス)、Dはズボン(ヘリコプターに乗るのにはズボン)⇒「ドレス」は「衣類」のパターンCであることを覚えておく。
・鳥は、パターンAはニワトリ、Bはペンギン(←ペンギンの貯金箱をカナヅチで壊す)、Cはクジャク、Dはスズメであることを覚えておく。うるさい鳴き声から静かになり、最後はまたうるさくなる。
・花は鳥と連想させる。パターンAはニワトリ→バラ(ニワトリがバラをバラバラにする)、Bはペンギン→ユリ(立ち姿を連想)、Cはクジャク→チュリップ(優雅さ)、Dはスズメ→ヒマワリ(ピーチクうるさくて大きく広げる)。
・家具は、パターンAはベッド、Bは机、Cは椅子、Dはソファーであることを覚えておく。大きいものから小さいものになり、最後はまた大きくなることをイメージする。
・大工道具は家具と連想させる。パターンAはベッド→ペンチ(で締め付ける)、Bは机→カナヅチ(で組み立てる)、Cは椅子→ドライバー(で作る)、Dはソファー→ノコギリ(で切るなんてとんでもない)。
5. 繰り返しの練習
・2週間朝晩2回繰り返す。
・間違えた場合は、ストリーを練り直す。
・新たな課題は記憶の中にセットごとに絵が混じること。
→完全を狙わない。繰り返して間違いを正す。新たなストリーを作り直す。
6. 補足
本番自体の合格基準が低いため、全部覚える必要は無くほとんどの人が合格します。
ここでは、自分の記憶力の低下を補い、人の名前とか、本の内容等生活の中での覚え方を体得するための試行が目的でした。「何かに結びつける」、「自分が理解できるストリー」を作ることがキーワードのようです。本ページが同輩の方々の参考になればと思います。
筋肉の痛み、こわばり、張りの時のマッサージの方法です。数日経って内出血をしているケースもあります。
著明な治療家大谷内輝男(おおやちてるお)先生の著書で紹介されている手法の応用です。簡単ですがよく効きます。
痛みがある筋肉を8の字を描くようにマッサージします。マッサージの方法は手を軽く握り拳(こぶし)でころがします。頻度は10回/1セット、3セット/1日です。
右図は前腕前面の筋肉痛の対応例です。
(参考文献)
・大谷内輝男(2010)『股関節痛を自分で治す本』マキノ出版.
・大谷内輝男(2016)『股関節痛の94%に効いた!奇跡の自力療法』マキノ出版.
・大谷内輝男(2020)『脊柱管狭窄症を自分で治す!』主婦の友社.
自転車で不覚にも車道に立っているポールにぶち当たり、けがをしてしまいました。
けがは左側の上腕、肘、手首、脇(肋骨)、大転子の打撲(痛みと内出血)と擦過傷です。
打撲でよく言われることを身をもって体験しました。
・内出血や打撲の痛みは3日後に出てくる←ぶつかったその日は3カ所の擦過傷だけ
・打撲の痛みが取れるのには3週間かかる
もうひとつ、気がついたことがあります。
打撲がある程度治るまでの間(自分の場合8日間)、上の血圧が高かったことです。小さな炎症が数カ所あり、自分では意識していませんが緊張を強いているのかもしれません。
一昨日左大腿部中央前側やや外側あたりに突然神経痛様の痛みが走る症状が出ました。かなり痛いです。痛みはおさまるときもありますが、1、2分経つとまた痛くなります。表面にピリピリした痛みが走ります。
そこで症状だけでも緩和させたいと思い、次の3つの手法を試してみました。それぞれの手法を個別に試し、即効性を調べます。
1. 使い捨てカイロ
2. バンテリン
3. 楊枝の先で痛みがあるエリアのまわりを10回ぐらいチクチク
1~3の順にやりました。即効性があったのは3番目の楊枝チクチク療法です。数分で改善しました。夕方と夜行い、痛みは完全に取れました。今日、レッグカール(太ももを鍛える)の筋トレを行っても、全く痛みはありません。
痛みを自分で取る手法はいろいろあります。そのいろいろな方法を調べ、自分で試行して体験してみてください。「自分で自分のからだを治す」この意識はぜひ持ってもらいたいと思います。楊枝を使う手法は神経痛の痛みによく効きます。
知人がうつむいた作業が多く、セルフケアをしているが、首の痛み、こりがなかなか取れないとのこと、肩の痛みやこりもあるとのことです。そこで、一つひとつ手当てと効果の確認です。まず、最初は首そのものに触らず、遠方の部位から手当てをしていきます。足指、アキレス腱、手の甲に手当てをし、その後直接首のツボに手当てをし、こりをほぐします。一つひとつの手法で改善がみられます。
しかし、肩の痛み、こりが頑固です。いくつかの部位の手当てをやってみましたが、なかなか取れません。そこで、水の流れを良くしてみようということで、鎖骨下リンパ本管、腋窩リンパ節にはたらきかけ、リンパの流れを促進させる定番のリンパを流す手法を加えてみました。施術後、すごく改善し、楽になりました。
手法は次のツボへの押圧です。
《鎖骨下リンパ本管》
・「欠盆」 (乳頭線上(前正中線の外方指5本(鎖骨の中央))で鎖骨上方の陥凹部)
・「気戸」(前胸部、前正中線の外方指5本、鎖骨下縁の陥凹部)
・「中府」 (鎖骨の外端の下方の陥凹部から指1本半下)
《腋下リンパ節》
・「極泉」 (腋窩中央、腋窩動脈拍動部)
・「肩貞」 (肩関節の後下方、腋窩横紋後端の上方親指幅1本)
腋窩横紋端も含めて近辺も押してください。
腋窩横紋端には「後腋下(ごえきか)」というツボがあります。
図は次のページに掲載しています。
先日、ジムでトレーニングしていたとき、少し離れたところが急に騒然となりました。
50代くらいの男性が筋トレ用のある機械に座ったまま、意識を失った状態です。
ジムのインストラクター達のケアを受けています。
しばらくすると、意識を取り戻し、手当を受けていました。
どうも、筋トレ中の脳の酸素不足による失神のようです。
意図的に息を止めて、より以上の重たいものを持ち上げようとする筋トレのテクニックのひとつで「バルサルバ法」と呼ばれる方法がありますが、筋トレ中は息を止めるなという鉄則は守った方が良いですね。
筋トレをしていない人でも怖いのはトイレで出ないときのいきみです。
いきまないでもスーと出る排泄でありたいものです。
年配になってからの膝の痛みは不安定感、こわばりを伴い、長期化、慢性化します。問題なのはなかなか完治せず、運動能力(歩く、立つ、座る)が衰え、そのまま横ばいになることです。現在ケアをしている方達に共通して言えることは大腿四頭筋、特に大腿直筋と内側広筋の衰えが見られます。そのために膝の内側を支えきれていません。
そのための対処法です。
この記録は私自身が罹患した臀部の帯状疱疹とその合併症である排尿困難の顛末です。帯状疱疹の主な発症部位は上肢~胸背部をよく聞きますが、臀部、下肢、顔もそれなりにあるようです。どうも発生確率は各部位の面積に比例するようです。
帯状疱疹で怖いのは合併症です。臀部の場合、座骨神経痛、排尿障害(排尿困難、尿閉等)です。
臀部の帯状疱疹と排尿困難を引き起こした場合の対応として、この顛末がお役に立てると思います。
一昨日「免許更新ができました」という嬉しい知らせが来ました。
先月のことですが、私のサイトを通じて遠方の70代前半の女性から次のようなご相談を受けました。
「車が必須の環境にあり、免許更新を12月に控えていますが、めがねをかけても0.5、軽い白内障もあると診断されています。ツボ療法で視力を上げたいのですが…」
そこで、個別の勉強会を開催し、「白内障」のツボ療法をお教えしました。ご本人は毎日セルフで施術したとのことです。
冒頭の知らせはその結果です。お役に立てて良かったです。
知人が目の痛みで眼科に行きましたが、原因が特定できず、「ヒアルロン酸Na点眼液」を処方され、1週間後に来てくださいとの指示があり、目の痛みに困っているとのこと。
この例の対応です。
以前、この講師ブログでも紹介しましたが、「大骨空」というツボに施術します。目が開けていることが困難な状況では左右の親指にお灸(せんねん灸)をします。お灸をした場所が熱くなるまで壮数を重ねます。
実際の例では2壮目で熱くなり、3日目で日常生活に支障がなくなり、5日目には痛みが取れたとのこと。
ここのところ数名の方から、急性の背中や腰の痛みの対応について、ご相談を受けることが続き、やり方を教えるとともに、その場での対応をしました。いずれの方も速効でした。
1ヶ月ぐらい前から自分に呼吸困難の症状がまた出てきました。気を付けているつもりでしたが、あごを引いたときの首の痛みや手のしびれから推測すると、PCや本で調べ物に集中しているときの姿勢が悪いのだと思います。
どう治すか、これまでいくつかの方法をやってきましたが、今回は次の3つの手法を採用しました。今まで行っていた肩のストレッチは修正しました。効果が実感できた手法は次の項番1と2です。ほぼ9割方良くなりました。特に項番1のストレッチが効果がありました。
1. 首、肩のストレッチです。
本サイトで紹介しているツボを経絡毎にそして奇穴はまとめて一覧にしました。
下の経絡名をクリックしていただければ該当のページにジャンプします。
1. 掲載内容
《全般の症状》
各経絡の主な病症や状態です。西洋医学的な臓器の不調に起因する病症や病状のみと捉えると混乱します。経絡のルート(流注)を流れる気の変調、それに起因する血、水の流れの変調が起こすいろいろな不調です。
《流注》 るちゅう
経絡のルートです。ツボが配置されていないルートも把握しておくことが重要です。
《ツボの名前》呼び名
[部位] ツボの場所、取り方
[字義] ツボの名前の由来
[適応症] 代表的な適応症
:本サイトで紹介している未病名、疾患名
2. ツボ、経穴、奇穴の意味
経絡理論が確立された後も経絡のルートにないツボが発見されました。今もなお発見されています。経絡のルート上にあるツボを「経穴」または「正穴」、ルート上にないツボを「奇穴」と言います。奇穴は独特の効果を持つものや、正穴を補佐するような効果を持っています。昔、奇穴であったツボが経絡に組み込まれたものもあります。
従って、厳密に言うと経穴=ツボではありません。
3. 経絡毎のツボ一覧
トレーニング用のシューズは4Eで通常履く靴より1cm大きめを履いています。そして靴下は2枚重ねです。しかし、数年前から靴下の2枚重ねが面倒で1枚のみにしたところ、特に右足はぶかぶか。これを習慣にした数年後、右足の親指の付け根の骨が鋭角に出っ張ってきました。外反母趾角(第一中足骨の長軸と第一基節骨の長軸の角度)は正常範囲でまさに「仮骨(性)外反母趾」です。
さてどう治すか?
弾性包帯かテーピングを毎回するのも面倒なのでシューズを履くときのみ普通の靴下に加え、かなり厚手の靴下の重ね履きで、シューズの中で足が遊ばないように固定する方法を採用しました。そして1年が過ぎました。徐々に鋭角に飛び出ていた右足の親指の付け根はその鋭角が取れ、出っ張りも消え、今では左右差はほとんど無くなりました。治すのに時間はかかりましたが、それほど手間がかからす確実に治す方法です。
いずれにしても、加齢とともに、左右の足の大きさも変わり、また歩き方も変わり、今一度自分に合う靴選びを再考することが必要のようです。
ハーバード大学医学大学院のデビッド・A.シンクレア教授の著書「LIFESPAN-老いなき世界-」を読みました。老化を遅らせることの具体的な方法、その科学的な研究については本書を読んでいただくか、かなり難解なのでわかりやすく解説しているサイトもありますのでそちらを参照していただきたいと思います。ここでは次の点にふれたいと思います。
「老化を遅らせれば、国レベルの医療費の増加を食い止めることができるのか」
健康寿命の延伸で国の医療関連費が削減できるかと言うと、確認できる研究が十分に蓄積されていないというか、いろいろな意見、説があります。
この本にある長寿遺伝子を働かせる、老化を治療するということで医療費削減が可能だとしても、これを実現するとなると、社会的なコンセンサスを醸成し、いろいろな分野のイノベーションが必要になります。しかし、一般市民でも実現可能なレベルもあると思います。
シンクレア教授は著書で次のように述べています。
●老化を遅らせ、さらには若返りすら図れるようになれば、病気の重荷が全体として軽くなる。まさしく私(シンクレア教授)が訴えていることに他ならない。
個々の病気を治療するコストに比べれば、それを効果的に予防する長寿薬のコストなど微々たるものである。医療費危機に取り組むには大本の老化を解決するのが一番安上がりである。
デイナ・ゴールドマン(南カリフォルニア大学/経済学者)の次の見解を引用しています。
・高齢化は経済にとって二重の打撃以外の何物でもない。病気になった成人は、金を生み出すことも社会に貢献することもやめるうえに、ただ生きるがために多額の医療費を必要とするようになるからである。
・だが、高齢者がもっと長く働けるようになったら、医療費を今より使わないとしたら、ボランティアや後進の指導や、他の何らかの奉仕活動というかたちで、社会に利益を還元できるとしたら、あくまで仮定の話ではあるが、健康な年月が長く延びることで大きな価値がもたらされ、経済面での打撃が緩和されるのではないか。そこでゴールドマンは計算をしてみることにした。
・1つの病気を食い止めることに前進が見られても、いずれは代わりに別の病気が現われる。しかしながら、老化自体を遅らせれば、大きな後遺症を残す病気や命に関わる病気のリスクが、すべて一度に低下することがデータから示唆される。
(参考文献)
デビッド・A.シンクレアほか(2020)『LIFESPAN-老いなき世界-』梶山あゆみ訳 東洋経済新報社.
私がお勧めしている高血圧に良いツボは①手指の井穴、②「合谷」、③「曲池」です。特に手指の井穴は一日10セット以上押すことを勧めています。加えて、是非お勧めしたいのは「曲池」です。じっくり日数をかけて効いてくるツボで、長い目で施術をしていただきたいと思います。効いてくると長期的に安定した効果を出します。
スマホ、タブレット等画面が小さいディスプレイを長時間見続けると身体にいろいろな弊害が出てきます。首や脇の痛み、手のしびれのみならず、呼吸困難の症状が出てくることがあります。
この呼吸困難がやっかいです。具体的には、通常の呼吸がつらく、浅くなりがちで、たまに大きく息を吸わなければ酸素不足と感じる症状がでます。慢性的症状となります。病院でX線写真や心電図をとり、血液検査をしても異常値が見つかりません。
呼吸困難の原因はいろいろありますが、そのひとつに『呼吸に関連する筋肉が凝ることで呼吸に必要な「胸の膨らみ不足」』があります。スマホ、タブレット等画面を同じ姿勢で長時間見続けることが首の筋肉の緊張を引き起こし、ひいては呼吸筋の緊張のトリガーになります。通常生活の身体の動きでは自覚がないかもしれませんが、首を後に反らしたときに強烈な痛みが出ます。
このような場合の簡単で確実な改善方法です。
使い捨てカイロを使う方法です。
・痛みのある首の箇所に使い捨てカイロを当てます。一日数時間貼ります。低温やけどに要注意です。
数年にわたる慢性の場合は2~3週間かかりますが、症状が気にならなくなるぐらいまで楽になります。但し、良くなっても数週間は張り続けることを勧めます。この症状の改善はそう簡単ではありません。
ときどき、次の手法も加えてください。
・各肋骨の間に指をゆっくりと深く入れ込み、その後筋肉をはがすように引きます。内側(身体の正中)から外側に向かって少しずつ肋間を移動していきます。
他にもいろいろな治し方があります。「呼吸困難」ページを参照してください。
加齢とともに、歯茎が弱ってくるせいか奥歯の歯茎が痛くなることが多くなります。歯科医の指導の下、定期的なケアをしていても、やり方をおろそかにしたりすると痛くなるときがあります。このような場合のツボによる手当てです。数日でおさまります。
脇に痛みがあり、他に呼吸困難、動悸、圧迫感等の症状がなければ、ご自分のスマホを見る姿勢を思い出してみてください。スマホを長時間同じ姿勢で見続けることにより身体にいろいろな弊害が出てきます。左脇~胸の痛みもそのひとつです。その対処法を掲載しました。
「スマホと脇の痛み」ページを参照してください。
加齢とともに夜中に目が覚め、なかなか眠れないということが増えてきます。
東洋医学ではこの状態を「陰」が盛んでないと捉えます。眠るには「陰」の力が必要です。その力が衰えてきます。その背景には昼の「陽」の力が衰え、その反動で「陰」も衰え、夜になって完全にリラックスできていないことが挙げられます。あるドクターの著書に次のような文言があります。
「リタイア組は、仕事を辞めてこれといった趣味もないと、日中、交感神経が上がらず、夜になっても副交感神経も低いまま、睡眠の質も下がって良く眠れず、…」
このようなときにツボ療法はなかなかの効果を発揮します。夜中に目が覚めてしまっても、またすぐに眠りに入れます。
治療法の「不眠症」ページをベースに、本ページではそのコツを記述します。
・ツボをやさしく押さえてください。
・寝る1時間前にツボ押しをします。
・できましたら、ご家族が施術をしてください。
・施術時間は10分弱です。
①まず、頭のツボからです。「百会」、「四神聡」と押さえます。各ツボ5秒ぐらいです。
②督脈(頭の正中線)、膀胱経(頭の正中線から指二本横)、胆経(前頭部眉毛中央を上がった線及びその外側の線)という経絡、合計4本の線を前髪際指2本下から前髪際を経て頭頂まで押します。
ツボは経絡上の定められた位置にあるわけですが、本ページでは経絡上を2cmぐらい間隔を空けて押します。できればくぼんでいるところを探してください。
③次に後頭部に移り、「安眠」、外後頭隆起の上の線(1本)、下の線(2本)を横に中心部から乳様突起までやわらかく押し揉みます。
④耳の「神門」
⑤次に手に移ります。「労宮」、「内関」、最後が手の「神門」です。
《参考文献》
・根来秀行(2016)『「毛細血管」は増やすが勝ち!』集英社.
自分の経験から呼吸困難の要因を「運動のしすぎによる横隔膜の疲労」、「加齢による吸息筋(肋間筋)の衰え」に加え、「姿勢の悪さから来る首の筋肉の硬化」によるものと考え、その改善法を探ってきました。新たな改善法を紹介します。
呼吸がつらくなることに伴い、歯医者や床屋で椅子に座り、後ろに倒した状態で首が痛くなりました。呼吸のつらさと首の痛みの強さは比例するようです。そこで、首のストレッチの方法をいくつかホームページに載せてきましたが、ストレッチの時間を長くすることを目的として、枕の位置をさらに低くしました。結果は良好です。但し、翌日呼吸困難にならない高さを見つけるのに何回か試行錯誤をする必要があります。
筆者は低い枕にタオルを乗せて枕の高さを調整しています。その調整を低めにします。寝た直後は首が痛いですが、朝にはストレッチされて痛みが取れます。筆者は「姿勢の悪さから来る首の筋肉の疲労・硬化」の場合はこの方法を勧めます。
以上を「呼吸困難」ページに加筆し、再構成しました。
「呼吸困難」ページを参照してください。
人は「先天の気」で生かされ、「後天の気」で生きています。
・「先天の気」:先天的に受け継いだ気→消費により減少する
・「後天の気」:後天的に得た気で呼吸により胸中に分散された気と水穀(飲食物)の気が合わさったもの
気→エネルギー産生・燃焼、呼吸→酸素、水穀→栄養素
東洋医学の概念に代謝の説明を加えることで東洋医学がより身近になればと思います。
「活性酸素とミトコンドリア」ページを参照してください。
岸田直樹先生のベストセラー『誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた-感染症診療12の戦略 第2版』に、次のような記述があります。
『「風邪の診かた」が近年,大きく注目されています。その一番の理由は「耐性菌の世界的驚異的拡大」という背景が大きいでしょう。実際,WHOの報告でも現状のままでは2050年に世界で年間約1,000万人がよくある感染症で死ぬ時代となると予測され,現在の日本の死亡原因第1位の癌を上回り、公衆衛生上の脅威とされています。この耐性菌の世界的急速拡大の最も大きな原因の一つが、風邪診療をはじめとした不適切な抗菌薬使用とされているのです』
2013年のデータですが、耐性菌による世界での年間死亡者数は70万人と推定されており、この年間約1,000万人という規模は、今回のコロナウイルスの死亡者数が2020/9/29現在100万人を超したという報道発表と現在の生活環境、社会的・経済的打撃を照らし合わせてみるとどれだけの脅威が襲ってくるのか想像ができません。
社会全体の総合的な戦略が必要となるわけですが、個人レベルでの対応も必要となります。この半年、「体質とツボ」に加え、「経絡とは何か」、「臓腑論とは何か」、「病因とは何か」、「老齢化・虚弱化への対応」、「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」と東洋医学の理論的な側面や高齢者向けの情報発信に取り組んできました。感染症に対して個人レベルでやれる対応は一言で言えば予防であり、免疫力強化ということになります。
ぜひ「老齢化・虚弱化への対応」、「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」を参考にしてください。特に高齢者の方にお願いしたいと思います。
もちろん、ワクチン摂取、手洗い、うがい(水)は必須です。
(注)
・耐性菌:抗生物質などの抗菌剤に対する抵抗性が著しく高くなった細菌
(参考文献等)
・岸田直樹(2019)『誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた-感染症診療12の戦略 第2版』講談社.
・WHO最新ニュース (2019年05月16日)、『薬剤耐性菌の増加は危機的状況、国連など共同報告書』、 閲覧日 2020-10-03、 https://japan-who.or.jp/news-report/the-rise-of-drug-resistant-bacteria-is-in-crisis/
・厚生労働省健康局(2015年12月24日)、『薬剤耐性(AMR)に関する背景、国際社会の動向及び我が国における対応の現状について』、閲覧日 2020-10-03、https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai_kansen/yakuzaitaisei/dai1/siryou2-1.pdf
先月、「老齢化・虚弱化への対応」について掲載しました。大きく分けて前半は「考え方」について述べ、、後半は「対応の具体的な手法」を紹介しました。後半で紹介しましたツボや運動療法の内、ぜひお願いしたいツボや運動療法を抜粋し、一覧図にしました。ご自身で行う際に参考にしてください。
「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」ページを参照してください。
老齢化に伴い、いくつかの課題が出てきます。人それぞれに日常生活のレベルが落ち、生活をこなすこと、乗り切ることが精一杯となり、限界を超えていきます。
こういった課題について、考察し、乗り越える何かを考えていきたいと思います。
「老齢化・虚弱化への対応」ページを参照してください。