使い捨てカイロで呼吸困難を楽にする

スマホ、タブレット等画面が小さいディスプレイを長時間見続けると身体にいろいろな弊害が出てきます。首や脇の痛み、手のしびれのみならず、呼吸困難の症状が出てくることがあります。

 

この呼吸困難がやっかいです。具体的には、通常の呼吸がつらく、浅くなりがちで、たまに大きく息を吸わなければ酸素不足と感じる症状がでます。慢性的症状となります。病院でX線写真や心電図をとり、血液検査をしても異常値が見つかりません。

 

呼吸困難の原因はいろいろありますが、そのひとつに『呼吸に関連する筋肉が凝ることで呼吸に必要な「胸の膨らみ不足」』があります。スマホ、タブレット等画面を同じ姿勢で長時間見続けることが首の筋肉の緊張を引き起こし、ひいては呼吸筋の緊張のトリガーになります。通常生活の身体の動きでは自覚がないかもしれませんが、首を後に反らしたときに強烈な痛みが出ます。

 

このような場合の簡単で確実な改善方法です。

 

使い捨てカイロを使う方法です。

・痛みのある首の箇所に使い捨てカイロを当てます。一日数時間貼ります。低温やけどに要注意です。

 

数年にわたる慢性の場合は2~3週間かかりますが、症状が気にならなくなるぐらいまで楽になります。但し、良くなっても数週間は張り続けることを勧めます。この症状の改善はそう簡単ではありません。

 

ときどき、次の手法も加えてください。

・各肋骨の間に指をゆっくりと深く入れ込み、その後筋肉をはがすように引きます。内側(身体の正中)から外側に向かって少しずつ肋間を移動していきます。

 

他にもいろいろな治し方があります。「呼吸困難」ページを参照してください。

 

 

奥歯の歯茎が痛いときのツボ

加齢とともに、歯茎が弱ってくるせいか奥歯の歯茎が痛くなることが多くなります。歯科医の指導の下、定期的なケアをしていても、やり方をおろそかにしたりすると痛くなるときがあります。このような場合のツボによる手当てです。数日でおさまります。

 

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スマホを見続けると脇に痛みが出る

脇に痛みがあり、他に呼吸困難、動悸、圧迫感等の症状がなければ、ご自分のスマホを見る姿勢を思い出してみてください。スマホを長時間同じ姿勢で見続けることにより身体にいろいろな弊害が出てきます。左脇~胸の痛みもそのひとつです。その対処法を掲載しました。

 

スマホと脇の痛み」ページを参照してください。

 

平均寿命と健康寿命の差が縮まらない

1. 平均寿命と健康寿命の差が近年どうなっているのか内閣府が出している「令和2年版高齢社会白書」で調べてみました。

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中途覚醒のツボ療法

加齢とともに夜中に目が覚め、なかなか眠れないということが増えてきます。

東洋医学ではこの状態を「陰」が盛んでないと捉えます。眠るには「陰」の力が必要です。その力が衰えてきます。その背景には昼の「陽」の力が衰え、その反動で「陰」も衰え、夜になって完全にリラックスできていないことが挙げられます。あるドクターの著書に次のような文言があります。

「リタイア組は、仕事を辞めてこれといった趣味もないと、日中、交感神経が上がらず、夜になっても副交感神経も低いまま、睡眠の質も下がって良く眠れず、…」

 

このようなときにツボ療法はなかなかの効果を発揮します。夜中に目が覚めてしまっても、またすぐに眠りに入れます。

 

治療法の「不眠症」ページをベースに、本ページではそのコツを記述します。

 

・ツボをやさしく押さえてください。

・寝る1時間前にツボ押しをします。

・できましたら、ご家族が施術をしてください。

・施術時間は10分弱です。

①まず、頭のツボからです。「百会」、「四神聡」と押さえます。各ツボ5秒ぐらいです。

②督脈(頭の正中線)、膀胱経(頭の正中線から指二本横)、胆経(前頭部眉毛中央を上がった線及びその外側の線)という経絡、合計4本の線を前髪際指2本下から前髪際を経て頭頂まで押します。

ツボは経絡上の定められた位置にあるわけですが、本ページでは経絡上を2cmぐらい間隔を空けて押します。できればくぼんでいるところを探してください。

③次に後頭部に移り、「安眠」、外後頭隆起の上の線(1本)、下の線(2本)を横に中心部から乳様突起までやわらかく押し揉みます。

④耳の「神門」

⑤次に手に移ります。「労宮」、「内関」、最後が手の「神門」です。

 

《参考文献》

・根来秀行(2016)『「毛細血管」は増やすが勝ち!』集英社.

 

 

呼吸困難の改善法を加筆しました

自分の経験から呼吸困難の要因を「運動のしすぎによる横隔膜の疲労」、「加齢による吸息筋(肋間筋)の衰え」に加え、「姿勢の悪さから来る首の筋肉の硬化」によるものと考え、その改善法を探ってきました。新たな改善法を紹介します。

 

呼吸がつらくなることに伴い、歯医者や床屋で椅子に座り、後ろに倒した状態で首が痛くなりました。呼吸のつらさと首の痛みの強さは比例するようです。そこで、首のストレッチの方法をいくつかホームページに載せてきましたが、ストレッチの時間を長くすることを目的として、枕の位置をさらに低くしました。結果は良好です。但し、翌日呼吸困難にならない高さを見つけるのに何回か試行錯誤をする必要があります。

 

筆者は低い枕にタオルを乗せて枕の高さを調整しています。その調整を低めにします。寝た直後は首が痛いですが、朝にはストレッチされて痛みが取れます。筆者は「姿勢の悪さから来る首の筋肉の疲労・硬化」の場合はこの方法を勧めます。

 

以上を「呼吸困難」ページに加筆し、再構成しました。

 

呼吸困難」ページを参照してください。

 

 

「外反母趾」について掲載しました

「外反母趾の痛み」と「仮骨(性)外反母趾」をセルフで改善するページを作成しました。

 

外反母趾」ページを参照してください。

 

 

「老齢化・虚弱化への対応(スライドショー版)」を掲載しました

「老齢化・虚弱化への対応」ページと「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧」ページを合わせて改編し、スライドショーを作成しました。

 

老齢化・虚弱化への対応(スライドショー版)」ページを参照してください。

 

 

「不妊症」について掲載しました

不妊の器質的な原因がない場合、東洋医学では体質に起因すると考えます。

妊娠しやすい体作りを目指すツボ療法を紹介します。 

 

不妊症」ページを参照してください。

 

 

「食材と栄養素の豆知識」について掲載しました

養生には食材と栄養素についての知識も必要になります。

より実践的な知識について記述しました。

 

食材と栄養素の豆知識」ページを参照してください。

 

 

「活性酸素とミトコンドリア」について掲載しました

人は「先天の気」で生かされ、「後天の気」で生きています。

 

・「先天の気」:先天的に受け継いだ気→消費により減少する

・「後天の気」:後天的に得た気で呼吸により胸中に分散された気と水穀(飲食物)の気が合わさったもの

 

気→エネルギー産生・燃焼、呼吸→酸素、水穀→栄養素

 

東洋医学の概念に代謝の説明を加えることで東洋医学がより身近になればと思います。

 

活性酸素とミトコンドリア」ページを参照してください。

 

 

「エネルギー産生とミトコンドリア」について掲載しました

エネルギー産生のプロセスとそのプロセスにおいて重要な役割を持つミトコンドリアを元気にすることについて掲載しました。 

 

エネルギー産生とミトコンドリア」ページを参照してください。

 

 

感染症の脅威

岸田直樹先生のベストセラー『誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた-感染症診療12の戦略 第2版』に、次のような記述があります。

 

『「風邪の診かた」が近年,大きく注目されています。その一番の理由は「耐性菌の世界的驚異的拡大」という背景が大きいでしょう。実際,WHOの報告でも現状のままでは2050年に世界で年間約1,000万人がよくある感染症で死ぬ時代となると予測され,現在の日本の死亡原因第1位の癌を上回り、公衆衛生上の脅威とされています。この耐性菌の世界的急速拡大の最も大きな原因の一つが、風邪診療をはじめとした不適切な抗菌薬使用とされているのです』

 

2013年のデータですが、耐性菌による世界での年間死亡者数は70万人と推定されており、この年間約1,000万人という規模は、今回のコロナウイルスの死亡者数が2020/9/29現在100万人を超したという報道発表と現在の生活環境、社会的・経済的打撃を照らし合わせてみるとどれだけの脅威が襲ってくるのか想像ができません。

 

社会全体の総合的な戦略が必要となるわけですが、個人レベルでの対応も必要となります。この半年、「体質とツボ」に加え、「経絡とは何か」、「臓腑論とは何か」、「病因とは何か」、「老齢化・虚弱化への対応」、「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」と東洋医学の理論的な側面や高齢者向けの情報発信に取り組んできました。感染症に対して個人レベルでやれる対応は一言で言えば予防であり、免疫力強化ということになります。

 

是非「老齢化・虚弱化への対応」、「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」を参考にしてください。特に高齢者の方にお願いしたいと思います。

 

もちろん、ワクチン摂取、手洗い、うがい(水)は必須です。

 

(注)

・耐性菌:抗生物質などの抗菌剤に対する抵抗性が著しく高くなった細菌

 

(参考文献等)

・岸田直樹(2019)『誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた-感染症診療12の戦略 第2版』講談社.

・WHO最新ニュース (2019年05月16日)、『薬剤耐性菌の増加は危機的状況、国連など共同報告書』、 閲覧日 2020-10-03、 https://japan-who.or.jp/news-report/the-rise-of-drug-resistant-bacteria-is-in-crisis/

・厚生労働省健康局(2015年12月24日)、『薬剤耐性(AMR)に関する背景、国際社会の動向及び我が国における対応の現状について』、閲覧日 2020-10-03、https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai_kansen/yakuzaitaisei/dai1/siryou2-1.pdf

 

 

チック症のツボ療法に新たな手法を加えました

特に目をぱちぱちする、目をぎゅっとするチック症の症状に有効な手法を「チック症」ページに加えました。是非ご覧ください。

 

 

「老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」について掲載しました

先月、「老齢化・虚弱化への対応」について掲載しました。大きく分けて前半は「考え方」について述べ、、後半は「対応の具体的な手法」を紹介しました。後半で紹介しましたツボや運動療法の内、是非お願いしたいツボや運動療法を抜粋し、一覧図にしました。ご自身で行う際に参考にしてください。

 

老齢化・虚弱化への対応ツボ一覧図」ページを参照してください。

 

 

「下腹部痛」について掲載しました

医者に行く必要がないような痛みや違和感が下腹部にある場合のツボ療法について掲載しました。 

 

下腹部痛」ページを参照してください。

 

 

「老齢化・虚弱化への対応」について掲載しました

老齢化に伴い、いくつかの課題が出てきます。人それぞれに日常生活のレベルが落ち、生活をこなすこと、乗り切ることが精一杯となり、限界を超えていきます。

 

こういった課題について、考察し、乗り越える何かを考えていきたいと思います。

 

老齢化・虚弱化への対応」ページを参照してください。

 

 

「痰」について掲載しました

白い痰が慢性的に出るという場合のツボ療法について、掲載しました。

 

」ページを参照してください。

 

 

「病因とは何か」について掲載しました

東洋医学からみた「病因とは何か」及びそこから得られるセルフケアの留意点について、掲載しました。

 

病因とは何か」ページを参照してください。

 

 

五臓の機能向上について掲載しました

五臓の機能向上のツボ療法について掲載しました。

肝機能向上」、「心機能向上」、「脾機能向上」、「肺機能向上」、「腎機能向上」の各ページを参照してください。

 

 

「口臭」について掲載しました

口臭対策は原因により対処法が異なります。詳しくは「口臭」ページを参照してください。

 

 

「臓腑論とは何か」について掲載しました

経絡とは何か」に続いて、「臓腑」、「五行」、「営衛気血」について記述した「臓腑論とは何か」を掲載しました。

 

「経絡とは何か」について掲載しました

ツボ療法になじみがない方にとって、経絡とはわかりにくい概念です。できるだけ理解しやすく説明していきたいと思います。

 

経絡とは何か」ページを参照してください。

 

ものもらいのツボ療法を掲載しました

ものもらいの症状緩和のためのツボ療法を掲載しました。

症状が軽い場合は自分で治せます。「ものもらい」ページを参照してください。

 

足底痛のツボ療法を掲載しました

足底痛の症状緩和のためのツボ療法を掲載しました。

足底痛」ページを参照してください。

 

前立腺肥大のツボ療法を掲載しました

前立腺肥大の予防と症状の緩和のためのツボ療法を掲載しました。

加齢とともにかなりの確率で前立腺肥大になると言われています。

毎日の養生にお勧めのツボを紹介します。「前立腺肥大」ページを参照してください。

 

ツボで肺の免疫力を上げる

新型コロナウイルスの感染は拡大の一方です。

 

いろいろなレベルの対応策が必要ですが、個人レベルで行う方法として、肺の免疫力を上げる反射区やツボを使った次の二つをお勧めします

 

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鼻づまりを解消する

鼻づまりの症状は耐えがたくすぐに取りたいですね。

 

知り合いに花粉症の薬が切れ、くしゃみをひっきりなしにし、ティッシュを欠かせない人がいました。

 

この症状緩和の一つの方法として「合谷」、「陥谷」というツボのペアで鍼灸治療の「奇経治療」を応用します。花粉症は消化器と呼吸器と関係が深く、このペアのツボを選びます。

 

この方の場合、左側の鼻がつまっており、左側のツボに著名な圧痛がありました。

この二つのツボにピップエレキバンを貼りますが、磁石の向きに考慮が必要です。

 

「合谷」にN極、「陥谷」にS極を貼ります。N極を貼るというのは新規に購入したときに貼りついている磁石の方向で貼るということです。S極を貼るということは新規に購入したときに貼りついている磁石を裏返して貼りかえます。

 

貼り終えた直後から鼻づまりが少なくなり、くしゃみがなくなりました。劇的です。

 

本来は鍼治療の手法ですが、奇経治療特定のツボに異なる金属を貼り付けたり、上記のようにピップエレキバンのN極、S極を利用することで、一般の方もその手法を応用することができます。

 

「合谷」、「陥谷」の場所、図は「花粉症」ページを参照してください。

 

 

自分で呼吸困難を治す その2

自分の慢性的な呼吸困難と格闘して8ヶ月になります。現在では運動負荷を元に戻しても、呼吸困難を意識する時間は少なくなりました。しかし、前かがみで本を読むと症状が出てきます。

 

1. 症状が出たときに、吸息筋特に肋間筋を和らげる手法をいろいろ試しながら、行き着いたのが次のストレッチです。

 

・立った姿勢で腕は下ろしておきます。まず、肩を後屈します。肩を後屈したまま、腕を挙げていきます。肘を伸ばしたまま、両手が重なるまで腕を挙げていきます。そして、肩を後屈したまま下げます。この動作を10~15回繰り返します。腕を挙げるとき、鼻から息を吸います。下げるとき、鼻から息を吐きます。肩を後屈したまま動かすのがポイントです。

若いときよりも円背になり、顎や肩が前に出ている姿勢になってきており、それが吸息筋を弱くしているのではないかと思います。

 

2. つらくなってきたら次の方法で息を意図的に吸うことも有効です。

 

・息を吐きながらお腹をへこませます。ある程度へこませたら、次は息を吸いますが、自然に任せます。これを3~4回繰り返した後、意図的に1回大きく息を吸います。

 

なお、呼吸困難を治す全体の手法は「呼吸困難」ページに掲載してあります。

 

 

 

ガングリオンのツボ療法を掲載しました

ガングリオンのツボ療法を掲載しましたので、「ガングリオン」ページを参考にし、施術をしてください。小さい腫瘤であれば、1~2週間で目立たなくなります。

 

 

子どものチック症のツボ療法を掲載しました

子どもさんのチック症で心配されているご家族は多いと思います。

チック症のツボ療法を掲載しましたので、「チック症」ページを参考にし、お子さんに施術してください。一日1回or2回、数分/回で終わります。

 

自分で呼吸困難を治す

私自身の呼吸困難の発症はここ十数年に何回かありますが、今回が治すのに一番やっかいでした。

7月下旬から症状が出始め、11月に入りやっと軽くなってきました。反省点や自分で行う治療法の改善に至った経緯と気づきについて書き留めておきます。

 

1.呼吸困難に至る原因を間違えてとらえていた→再発する

一番の反省点は呼吸困難になっている引き金の見極めに手間取ったことです。今までの経験から、筋トレの負荷が過重になってきていると思い、少し控えめにし、ツボ療法をしました。幾分良くなるものの、また悪くなり、その繰り返しで大きな改善がありませんでした。

10月中旬頃、原因は有酸素運動の負荷が重荷になっていることにやっと気づきました。自分としては有酸素運動は負荷となっていないと思っていましたので、まさかです。しかし、負荷を少なくすることでこれ以上悪くならない実感がありました。

 

[回復度] これ以上悪化しない

 

2. 足裏における横隔膜の反射区の位置

足裏における横隔膜の反射区は、これまでの経験から示指~薬指の中足骨の中程からリスフラン関節の間に取ってきましたが、呼吸困難の場合は丹念に調べると母趾球の下のあたりにしこりと圧痛があります。そこを押すと症状が少し楽になり、しこりと圧痛が無くなります。

 

[回復度] 50~60%

 

3. 横隔膜をドライヤー、使い捨てカイロで温める

おふろで湯船に入ることで症状が著しく緩和します。これをヒントに横隔膜を温めることにしました。それと喉あたりにコリを感じていたため、その箇所も温めることにしました。肋骨弓と喉をドライヤ-で数時間おきに温めます。勤務先でドライヤーを使えない人もいるので、使い捨てカイロでも実験をしました。効果は良好です。

 

[回復度] 60~70%

 

4. 加齢→腎虚→吸気の衰え

65歳を過ぎるようになってから、息が浅くなり、特に吸気が弱くなったと感じます。呼気を意識的にすると(息を吐き切ると)、吸気は自然に任せれば良いというだけでは吸い込む量が足りない、吸気そのものに力が必要になってきていると感じるようになりました。東洋医学的にこれをどう解釈すれば良いのかこれも治療法改善の着目点のひとつです。そこで、東洋医学、中医学の臓腑論をレビューしました。

レビューすると、次のような説明に当たりました。

『現代医学では呼吸は肺の機能に当たりますが、中医学では、呼気や浅い呼吸は肺によって、吸気は「腎」によって行われているとされています。従って、吸気を円滑に行うためには「腎虚」を補います』

 

[回復度] 長い目で経過を見る必要があり、要フォロー

 

5. 胸鎖乳突筋の重要性

次に吸息筋の一つ胸鎖乳突筋に着目し、両脇の3箇所を指圧する方法を加えました。さらに結果は良好です。

 

[回復度] 70~80% 

 

6. 吸息筋のストレッチ

呼吸法の手法もいろいろ試してみましたが、かえってつらくなるものばかりです。

そこで視点を変えて、吸息筋の焦点を絞り、まず吸うことから始める手法を取り入れました。これも結果良好です。

 

[回復度] 90%

 

7. これから先、有酸素運動の負荷を少しずつ戻していきます。負荷に対応可能かどうか(呼吸が苦しいかどうか)、どこまで回復しているかが次のポイントです。

 

まだ少し時間がかかりますが、こんな経緯と気づきから、呼吸困難の治療法の見直しを行い、ページ(「呼吸困難」)を更新しました。[これまで2019/11/30記]

 

《その後の経過》

8. 有酸素運動の負荷をどんどん増やしていくと平常時の呼吸が苦しくなります。回復度70~80%に戻ってしまいました。ちょうどそのとき首から肩甲骨上部にかけてこりや痛みがあり、それと関連がありそうです。やはり、吸息筋全体の回復により一層努める必要があります。そこで次の2つの手法を加えました。

①肋骨弓やのどだけでなく、胸全体、背中の上部もドライヤーの風を送り、温めます。

②「頭項は列缺に尋ねる」と古来いわれているように首や肩甲骨上部の痛みやコリに効果がある「列缺」というツボを加えました。詳細は「呼吸困難」ページを参照してください。

[回復度] 95%  [2020/1/3記]

 

 

慢性的な首こり、肩こり、腰痛、膝痛の予防

医者に行くほどでもありませんが、慢性的な首の痛み/こり、肩こり、腰痛、膝痛が重なり、日常生活上ストレスになることがあります。以前(2016/5/13)の講師ブログにも書きましたが、私自身もこの症状があり、スワイショウという気功法、ストレッチ、お灸またはピップエレキバンで予防しています。私の場合は、ジムでのトレーニングで軸足である左足に重心/負荷がかかり、主に左側に症状が出ます。

以下に、ケアと予防の方法について記述します。

 

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秋から冬にかけての養生法

秋から冬にかけての養生法です。簡単にできて、体の抵抗力を増し、温めます。

 

お風呂上がりに次の3箇所をドライヤーで温めてください。衣服の上からではなく、地肌そのものに熱くなるまで温めます。熱めのシャワーでも結構です。

 

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4つの合谷

よく使われるツボ「合谷」の位置は4つあります。

本サイトでも症状により使い分けますので、列記します。

 

1.「合谷1」 (手背、第2中手骨中点の橈側)

・WHO(注参照)日本語版に準拠している位置で、もともと中国の説

・一般的に使われる代表的な位置

 

2.「合谷2」 (第2中手骨中央部の骨のキワ(のくぼみ))

・ヨーロッパでよく取穴される位置

・親指の腱鞘炎でよく使う。刺激が強い位置

 

3.「合谷3」 ( 第1、第2中手骨の基底部の前陥凹部) 

・日本で従来使用されていた位置

 

4.「沢田流合谷」 (第一指と第二指を伸展してできる長・短拇指伸筋腱の間の陥凹部(タバコ窩)に「陽渓」をとり、それより数ミリ指側で脈動を触れるところ)

・高血圧、親指の腱鞘炎で使用

 

(注)

WHO(World Health Organization:世界保健機関):全ての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的として設立された国連の専門機関

 

(参考文献) 

・篠原昭二(2009)『臨床経穴ポケットガイド』医歯薬出版.

・谷田伸治(2011)『このツボが効く先人に学ぶ75名穴改訂第二版』アルテミシア.

・代田文誌(1978)『針灸治療基礎学』医道の日本社.

・ハンス‐ウルリッヒ・ヘッカーほか (2011)『鍼療法図鑑』兵頭明監修 東出顕子訳 ガイアブックス.

・呉竹学園編(1977)『経穴学』呉竹学園.

 

 

 

骨密度の低下を食い止める

2017年2月、初めて骨密度を踵の超音波測定で測ったみたところ、驚きの結果でした。若年成人の比較で70%にも届きません。完全な危険域です。65歳で会社生活終えた後、それまで週2回のジムでのトレーニングを週4~5回に増やした私にとってはショックでした。

 

しかし、冷静に考えてみると、会社生活終了後、4キロ圏内の移動は自転車を使い、ジムでの有酸素運動はクロストレーナー(注参照)で50分600kcalの消費、筋トレはマシンを使います。骨密度の向上に良いと言われる踵を地面に打ちつけるような運動はありません。唯一、片足立ちを1分ずつ行うぐらいです。

[注]クロストレーナー:ノルディックスキーのように手と足を動かすマシン

 

NHKスペシャル「人体」第三集・骨で次のことを放送していました。

・自転車選手として全米選手権でも準優勝した人が、日常生活での軽い転倒で大腿骨を骨折し、念のためにと受けた骨量検査で、重度の骨粗鬆症が発覚した。

・骨に「衝撃」がかからない生活を続けていると、骨細胞が「スクレロスチン(骨を作ることを止めるメッセージ物質)」をたくさん出して、骨芽細胞の数を減らし、骨の建設を休憩させてしまう。

 

そこで、骨密度を上げるためのメニューを次のように組み立てました。

1. 枕元に木槌を置いておき、寝る前と朝起きたときに左右の足の踵中央の「失眠」というツボを木槌で少し強めに100回毎日叩く。

2. クロストレーナーを30分(280kcal消費)に減らし、トレッドミルの歩行20分(100kcal消費、時速6k、1~3度の傾斜)を加える。

3. つま先立ちをし、踵を床に100回打ちつける。

4. 片脚立ちをしながら次の運動を加える。左右それぞれ1分ずつ。

①太もも上げ

・腸腰筋を鍛える。

②脚上げ

・まっすぐ立ち、片脚立ちのまま、もう一方の片脚を前、横及び斜め後ろ(中臀筋を鍛える)、後ろ(大臀筋、ハムストリングを鍛える)に上げ、キープ。

5. 片脚立ちをバランスディスク(クッション型)の上で左右それぞれ1分行う。

6. 人間ドックのDEXA(デキサ)法による定期的な測定を行う。

 

以上です。ステップ台を使うとか、ジャンプで踵を床に打ちつける方法が有効ですが、膝への負担を和らげる前提で治し方のひな形を作るという意味で、採用しませんでした。

 

その結果、1年に1~2%増加し、2019年5月の測定結果は75%になりました。もっと増加しても良いのではという思いはありますが、何もしなければ加齢とともに下がるわけですから、このまま継続します。

 

 

ヘバーデン結節の痛みにお灸

ヘバーデン結節の痛みに右図「十宣」(手の指の最先端)のお灸を勧めます。毎日、痛い指の先端に台座灸をします。壮数は熱くなるまで重ねます。痛みは2週間で少しずつ取れていきます。時折何かの拍子に痛みが出ることがあります。長期間の施灸をお願いします。

 

「十宣」は私にとって思い出のあるツボです。40年以上も前、鍼灸学校に通っていた頃、私自身このツボを知りませんでしたが、母が手が冷たいということで、手の先を温めれば手全体があたたかくなるだろうという思いつきからお灸(直接灸)をしました。このツボには母の思い出とツボへの思いがあります。

末梢血管抵抗を下げ、血流を改善するのには良いツボで本サイトでは脳卒中後遺症で使用しています。

 

片頭痛予防にスワイショウ

片頭痛予防に最適の気功法です。中国に古くから伝わる気功法「スワイショウ(甩手)」です。スワイショウにはいくつか方法がありますが、お勧めはでんでん太鼓のように体をねじる方法です。一日1セット2分は行って下さい。

 

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小指側の腱鞘炎、肘の内側の痛みを肩甲骨で治す

次のような部位に痛みが走る場合の対処法です。

・手の小指側の腱鞘炎や肘の内側に痛みがある場合

・肩甲棘の上縁や肩甲骨の上縁に痛みがある場合

・首を横(または斜め後)に傾けると痛みが走る場合

 

最近身近によく見られる症状です。これらの症状に共通しているのは、これらの部位には小腸経という経絡(ツボの経路)が走っています。従って、その対処法としても共通しており、小腸経の経絡を使い、治します。二つの手法を紹介します。

 

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初期の風邪のツボ

風邪を引いたとき、他の症状があまりなく、のどが痛い段階で治したいものです。いくつ方法がありますが、お勧めは次の二つの方法です。

 

①「合谷」 (第一、第二中手骨の基底部の前陥凹部、やや人差し指側)

人差し指側にこねるように押します。

 

②第七頸椎から第四胸椎までの棘突起の下縁(椎骨間のくぼみ)、棘突起の下縁の指1本弱外側を探り、強い痛みを発する箇所を三~5回程度押します。症状が軽くなるにつれて痛みが和らいできます。

 

第七頚椎の棘突起という言葉が出てきましたので、ここで説明しておきます。第七頚椎棘は、首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨で、丸く一番大きく見える骨です。棘は椎骨の後端が隆起し、突出したもの(突起)を意味します。人によっては、第六頸椎が大きく見える人もいます。その場合は、次の方法で判別します。

第七頚椎は頚椎(首の骨)の一番下で、髪の生え際から指4本下の大きな椎骨です。次の胸椎(背骨)の一番上との違いは首を縦横振ってみると動くのが頸椎、動かないので胸椎です。また、首を後ろに倒すと奥に引っ込むのが頸椎です。動く椎骨と動かない椎骨の間のくぼみが他に比べて一番大きいのも特徴です。

 

それ以上ひどくなった場合は、「風邪」ページを参照してください。

 

 

慢性の歯周病によく効くツボ

80歳以上になっても、何とか自分の歯を残し、自分の歯で食べ物を食べたいものです。慢性の歯周病の方に是非お勧めのツボがあります。「女膝」というツボです。女室とも言います。このツボは江戸時代の文献にも記載されている歯周病には定評のあるツボです。

 

右図「女膝」 (踵の尖端で、足の裏の赤っぽい色から「かかと」の普通の肌色に変わるその境界線のところ)

 

いくつか留意点があります。

・両方の足にお灸をします。

お灸の煙が苦手な方は煙が出ないタイプをお使いください。

・毎日施灸することを勧めます。数年にわたる慢性の場合、長期間の施灸になります。症状がなくなっても施灸をすることを勧めます。

・慢性の場合は、熱くありません。熱くなるまで壮数を重ねてください。少しでも熱さを感じるまで施灸してください。

・お灸をする位置がだんだんずれていくことがあります。定期的に確認をし、マジックで印をつけ、施灸してください。

 

歯の養生」ページも是非ご参照ください。

なお、このツボにお灸を続けると便通も良くなります。思わぬ効用です。

 

《参考文献》

・深谷伊三郎(1977)『名家灸選釈義』刊々堂出版社.

・深谷伊三郎(1978)『名灸穴の研究』刊々堂出版社.

 

 

低気圧が来ると調子が悪くなる

今年2018年の9月は低気圧が停滞し、雨が多く、また台風も次々と上陸し、その所為かボーとする、体がだるい、関節が痛いといった不調を訴える人が少なからずいました。いわゆる気象病と言われています。気象病で有名なドクターの本からまとめますと次のようになります。

 

・気象病とは? → 気温、湿度、気圧、そして天候の変化によって引き起こされる心身の不具合の総称

・何故、発症するか? → 気圧の(急激な)変動による交感神経の乱れが原因である

・どういう人が発症するのか? → 内耳が敏感な人が多い → 内耳に気圧のセンサーがある → 交感神経を興奮させる

 

ツボ療法としては「自律神経を整える」、「冷え症の改善」、「体質とツボ/痰湿の改善」の観点からツボを選び、「気象病」というページを設けました。是非、ご参照ください。

 

《参考文献》

・佐藤純(2017)『天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療法』光文社新書.

・佐藤純(2015)『天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる』扶桑社.

・渡邊章範(2015)『その痛みやモヤモヤは「気象病」が原因だった』青春出版社.

・福永篤志(2015)『その症状は天気のせいかもしれません』医道の日本社.

 

 

膝の内側の痛み

加齢とともに膝の内側に痛みが出てくる人が多くなりました。私自身もそうです。慢性化し、すこし無理をすると痛みが出てきます。屈伸をしたときに膝が足の先端の方向より内側に入ることによる損傷が多いと思われます。

 

少し痛いときやだるさが出たときの治し方です。このときに処置をすると痛みが和らぎ、支障が無い状態になります。

 

いずれのツボもピップエレキバンを貼るかお灸がお勧めです。せんねん灸が手軽です。熱くなるまで壮数を重ねます。大体5壮ぐらいですこし感じるはずです。熱い場合はすぐ取り除くことがコツです。水疱になることを防ぐためです。

 

1. 「犢鼻(外膝眼)」 (膝の前面で膝の下にできるくぼみの外側)、「内膝眼」 (膝の前面で膝の下にできるくぼみの内側)

だるさだけでしたら、この二つのツボだけでも結構です。

 

2. 膝の内側に何かの拍子に痛みが走る箇所があります。その場所を覚えておいて、対象のツボとします。よく効きます。

 

3.  かなり良くなってきているものの、ある動きをした時、またある姿勢をした時に膝の痛みまたはこわばりが残っている場合があります。その場合のツボです。

大都」 (足の母指内側第一中足指節関節の前陥中)

太白」 (足内側、第一中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際)

 

ツボの図、位置は「膝痛」ページを参照してください。

 

 

打撲の施術

最近、顕著な改善例として実感したのは打撲の療法です。

 

皮下出血を起こしているまわりをシャープペンシルの先(芯を出していない状態)でチクチクと刺激をします。毎日、2~3回行います。数日後、ある程度腫れが引いてきたら、皮下出血を起こしている箇所も含めて刺激をするという方法です。詳細は「打撲」を参照してください。

 

なお、打撲を起こした直後のアイシングは必須です。

 

 

自分で行うツボ療法、運動療法による養生

本サイトに掲載してあるページから、ツボ療法、運動療法の経験のない方が初めて養生を行う場合のお勧めのページをご紹介します。

 

東洋医学では養生医学も一つの分野で、養生の要素として、生き方、生活習慣、食事、呼吸、運動、手技療法等があります。養生は積極的な取り組みが必要です。

 

1. ツボ療法の方法

・事前に一読してください。

 

2. 養生のツボ

・特にお勧め…足の反射区、三里、三陰交、合谷、井穴(爪の生え際)

・道具…指圧棒、井穴は爪でチクチク

・タイミング…毎日

 

3. 運動による養生法

・特にお勧め…肩甲骨まわりのストレッチ、スワイショウ、耳ひっぱり(三方向)

・タイミング…毎日

 

4. 脳の疲れ

・特にお勧め…頭頂部、後頭部、後頚部

・道具…不要、指先を使用

・タイミング…疲労時(ストレス対応)

 

5. 美容(たるみ)

・顔のたるみは早めのケアが大事です。目、歯の養生も兼ねています。

・特にお勧め…目のまわり、顎及びほうれい線のまわり

・道具…不要、指先を使用

・タイミング…毎日

 

 

 

トイレ内で出そうでなかなか出ない場合の対処法

講座を受講している方から教わった方法です。便座に座った姿勢で仙骨を、正中線から2~3cm離れたところを縦にマッサージします。なかなか良い方法です。ガスがたまったときも有効です。

 

但し、5分経っても出ない場合はまだその時期ではないとし、諦めた方が良いです。いきみすぎて痔になるのも嫌ですから。この場合は、一旦部屋に戻って、仙骨をマッサージします。もよおしてきたら再挑戦です。

 

 

眼痛のツボ、大骨空

パソコンで調べ物をしていたところ、開けているのが困難なほど目が痛くなってきました。目の乾燥はそれほど感じません。とりあえず、定番の目のまわりのツボを押圧し、寝ることにしました。未明に目が覚め、目が痛い状況は残っています。眼科に行くことも覚悟しました。そこで大骨空というツボで爪を立てたところ、差し込むような痛みがあったため、さらに爪で刺激をしました。このツボは緑内障、目の痛み、眩しさに定評のあるツボです。

翌朝起きて、目の状況は改善していました。眼科に行く必要はなさそうです。パソコンのディスプレイ設定(明るさの変更)も変えました。

 

「大骨空」 (親指を屈して第一関節背側の骨上の中点)

このツボは三つあります。第一関節骨上の中点、第一関節横紋頭尺側、第一関節横紋頭橈側です。私の今回の場合は親指を屈して第一関節の骨上の中点に取りました。

 

どの経絡に属さない、そして患部から遠く離れている不思議なツボです。

 

 

 

手軽にできて効果がある手指のツボ

最近、その良さを実感しているのは手指のツボと手法です。ツボ、手法は、中国古来の経絡、気功法の捏五指法、韓国で創案された高麗手指鍼を基にしています。時間と場所を選ばず、手軽にできます。

 

自分が体験する最近の実感としては、

1.手足の冷えへの対処です。1年前の冬から薄着に挑戦しているせいか、手足が冷えます。いろいろなツボでの対処がありますが、手の各指を根元から先端まで、人差し指と親指で、または拇指球と小指球で挟みながら斜めの方向に押しもむ手法が一番よく効きました。なお、手の冷えは人差し指及び薬指を、足の冷えは(手の)親指及び小指を揉みます。

 

2.無理をしたせいか左手親指が腱鞘炎になりました。その対処です。左手親指は、左手薬指の第一関節が対応します。その関節及びその遠位(指先側)を爪、シャープペンシルの先(芯を出していない状態)でチクチクと刺激をします。もちろん、特効穴「陽谿」というツボにもピップエレキバンを貼ります。さらに加えて炎症を速やかに取るため、患部を取り巻く円の形でチクチクと刺激をします。いつの間にか痛みを忘れてしまいます。

 

自分への応用は以上ですが、すこし体系化して、「養生のツボ」として手指への手法も入れました。是非、参考にしてください。

 

 

慢性痛の「脳の感じる痛み」を取る

首の痛みにしても、腰の痛みにしても、慢性化することが多いですね。慢性的な痛みの中には、松平浩先生や中尾浩之先生の著書にもありますが、「脳の機能異常による痛みが混在」、「脳が間違った指令を出している」といった器質的な損傷以外の痛みがあります。軽い痛みの場合にご自身で治す方法です。「オステオパシー」の「カウンターストレイン」という手法を簡略化し、応用します。

 

①「痛くなる姿勢の少し手前」まで持って行き、その姿勢で90秒保持します。

ゆっくりゆっくり戻し、戻したら90秒保持します。

③先ほどの「痛くなる姿勢の手前」がさらに柔軟に(傾けるように)なるはずです。①、②を2、3回繰り返します。「ゆっくり戻す」、「90秒保持」がポイントです。

 

 

腰痛で灯台下暗しのツボ

整体の練習のやり過ぎで少し腰に違和感があったところに、重いものを持ったり、腰に良くない姿勢を長く続けたこともあり、腰痛を再発させてしまいました。今回は急性の腰痛でいつも使っているツボ「中封」、「崑崙」、「腰腿点」、「足の反射区」ではなかなか良くなりません。左腸骨の上で外側の部分(中臀筋中部あたり)に痛みが走ります。三夜連続で痛くて何回も目が覚めます。湿布も効きません。特に寝起きが激痛です。

経絡(ツボの経路)から見ると胆経に近いラインです。胆経に絞り、見事に効いたのは胆経の主要穴「陽陵泉」です。せんねん灸を7壮しても熱くなく、毎日の施灸で日々改善されていることを実感しました。筋肉の損傷に「陽陵泉」は定番ではありますが、単にこの症状にはこのツボというだけではなく、基本に戻って、経絡を意識することが重要だと認識しました。

なお、ジムでの定期的なトレーニングは、腰痛を引き起こす筋トレメニューを除いて続けました。

 

「陽陵泉」 (腓骨小頭(膝の外側、斜め下の小さな骨)の前下際)

(2017/11/5記)

 

その後、2週間ほど経って「陽陵泉」へのお灸は1壮で熱くなり、日常生活やジムでのトレーニングには支障ありません。しかし、ストレッチ時に腰の横に痛みが走ります。そこで教科書的なツボ療法の経絡の熱を取るツボ「滎穴」、関節の痛みを取るツボ「兪穴」と呼ばれるツボを使います。胆経では「侠𧮾」と「足臨泣」が該当します。そこへのお灸は4壮やっても熱くありません。日々の施灸で良くなっていきます。今では1、2壮で熱くなります。

 

「侠𧮾」 (足背、第四、第五足指間、みずかきの近位、赤白肉際) 

「足臨泣」 (第四、第五中足骨接合部の前、足の薬指と小指の間を押し上げて止まるところ)

(2017/11/27記)