「老齢化・虚弱化への対応」について掲載しました

老齢化に伴い、いくつかの課題が出てきます。人それぞれに日常生活のレベルを落とし、生活をこなすこと、乗り切ることが精一杯となり、限界を超えていきます。

 

こういった課題について、考察し、乗り越える何かを考えていきたいと思います。

 

老齢化・虚弱化への対応」ページを参照してください。

 

 

「痰」について掲載しました

白い痰が慢性的に出るという場合のツボ療法について、掲載しました。

 

」ページを参照してください。

 

 

「病因とは何か」について掲載しました

東洋医学からみた「病因とは何か」及びそこから得られるセルフケアの留意点について、掲載しました。

 

病因とは何か」ページを参照してください。

 

 

五臓の機能向上について掲載しました

五臓の機能向上のツボ療法について掲載しました。

肝機能向上」、「心機能向上」、「脾機能向上」、「肺機能向上」、「腎機能向上」の各ページを参照してください。

 

 

「口臭」について掲載しました

口臭対策は原因により対処法が異なります。詳しくは「口臭」ページを参照してください。

 

 

「臓腑論とは何か」について掲載しました

経絡とは何か」に続いて、「臓腑」、「五行」、「営衛気血」について記述した「臓腑論とは何か」を掲載しました。

 

「経絡とは何か」について掲載しました

ツボ療法になじみがない方にとって、経絡とはわかりにくい概念です。できるだけ理解しやすく説明していきたいと思います。

 

経絡とは何か」ページを参照してください。

 

ものもらいのツボ療法を掲載しました

ものもらいの症状緩和のためのツボ療法を掲載しました。

症状が軽い場合は自分で治せます。「ものもらい」ページを参照してください。

 

足底痛のツボ療法を掲載しました

足底痛の症状緩和のためのツボ療法を掲載しました。

足底痛」ページを参照してください。

 

前立腺肥大のツボ療法を掲載しました

前立腺肥大の予防と症状の緩和のためのツボ療法を掲載しました。

加齢とともにかなりの確率で前立腺肥大になると言われています。

毎日の養生にお勧めのツボを紹介します。「前立腺肥大」ページを参照してください。

 

ツボで肺の免疫力を上げる

新型コロナウイルスの感染は拡大の一方です。

 

いろいろなレベルの対応策が必要ですが、個人レベルで行う方法として、肺の免疫力を上げる反射区やツボを使った次の二つをお勧めします

 

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鼻づまりを解消する

鼻づまりの症状は耐えがたくすぐに取りたいですね。

 

知り合いに花粉症の薬が切れ、くしゃみをひっきりなしにし、ティッシュを欠かせない人がいました。

 

この症状緩和の一つの方法として「合谷」、「陥谷」というツボのペアで鍼灸治療の「奇経治療」を応用します。花粉症は消化器と呼吸器と関係が深く、このペアのツボを選びます。

 

この方の場合、左側の鼻がつまっており、左側のツボに著名な圧痛がありました。

この二つのツボにピップエレキバンを貼りますが、磁石の向きに考慮が必要です。

 

「合谷」にN極、「陥谷」にS極を貼ります。N極を貼るというのは新規に購入したときに貼りついている磁石の方向で貼るということです。S極を貼るということは新規に購入したときに貼りついている磁石を裏返して貼りかえます。

 

貼り終えた直後から鼻づまりが少なくなり、くしゃみがなくなりました。劇的です。

 

本来は鍼治療の手法ですが、奇経治療特定のツボに異なる金属を貼り付けたり、上記のようにピップエレキバンのN極、S極を利用することで、一般の方もその手法を応用することができます。

 

「合谷」、「陥谷」の場所、図は「花粉症」ページを参照してください。

 

 

自分で呼吸困難を治す その2

自分の慢性的な呼吸困難と格闘して8ヶ月になります。現在では運動負荷を元に戻しても、呼吸困難を意識する時間は少なくなりました。しかし、前かがみで本を読むと症状が出てきます。

 

1. 症状が出たときに、吸息筋特に肋間筋を和らげる手法をいろいろ試しながら、行き着いたのが次のストレッチです。

 

・立った姿勢で腕は下ろしておきます。まず、肩を後屈します。肩を後屈したまま、腕を挙げていきます。肘を伸ばしたまま、両手が重なるまで腕を挙げていきます。そして、肩を後屈したまま下げます。この動作を10~15回繰り返します。腕を挙げるとき、鼻から息を吸います。下げるとき、鼻から息を吐きます。肩を後屈したまま動かすのがポイントです。

若いときよりも円背になり、顎や肩が前に出ている姿勢になってきており、それが吸息筋を弱くしているのではないかと思います。

 

2. つらくなってきたら次の方法で息を意図的に吸うことも有効です。

 

・息を吐きながらお腹をへこませます。ある程度へこませたら、次は息を吸いますが、自然に任せます。これを3~4回繰り返した後、意図的に1回大きく息を吸います。

 

なお、呼吸困難を治す全体の手法は「呼吸困難」ページに掲載してあります。

 

 

 

ガングリオンのツボ療法を掲載しました

ガングリオンのツボ療法を掲載しましたので、「ガングリオン」ページを参考にし、施術をしてください。小さい腫瘤であれば、1~2週間で目立たなくなります。

 

 

子どものチック症のツボ療法を掲載しました

子どもさんのチック症で心配されているご家族は多いと思います。

チック症のツボ療法を掲載しましたので、「チック症」ページを参考にし、お子さんに施術してください。一日1回or2回、数分/回で終わります。

 

自分で呼吸困難を治す

私自身の呼吸困難の発症はここ十数年に何回かありますが、今回が治すのに一番やっかいでした。

7月下旬から症状が出始め、11月に入りやっと軽くなってきました。反省点や自分で行う治療法の改善に至った経緯と気づきについて書き留めておきます。

 

1.呼吸困難に至る原因を間違えてとらえていた→再発する

一番の反省点は呼吸困難になっている引き金の見極めに手間取ったことです。今までの経験から、筋トレの負荷が過重になってきていると思い、少し控えめにし、ツボ療法をしました。幾分良くなるものの、また悪くなり、その繰り返しで大きな改善がありませんでした。

10月中旬頃、原因は有酸素運動の負荷が重荷になっていることにやっと気づきました。自分としては有酸素運動は負荷となっていないと思っていましたので、まさかです。しかし、負荷を少なくすることでこれ以上悪くならない実感がありました。

 

[回復度] これ以上悪化しない

 

2. 足裏における横隔膜の反射区の位置

足裏における横隔膜の反射区は、これまでの経験から示指~薬指の中足骨の中程からリスフラン関節の間に取ってきましたが、呼吸困難の場合は丹念に調べると母趾球の下のあたりにしこりと圧痛があります。そこを押すと症状が少し楽になり、しこりと圧痛が無くなります。

 

[回復度] 50~60%

 

3. 横隔膜をドライヤー、使い捨てカイロで温める

おふろで湯船に入ることで症状が著しく緩和します。これをヒントに横隔膜を温めることにしました。それと喉あたりにコリを感じていたため、その箇所も温めることにしました。肋骨弓と喉をドライヤ-で数時間おきに温めます。勤務先でドライヤーを使えない人もいるので、使い捨てカイロでも実験をしました。効果は良好です。

 

[回復度] 60~70%

 

4. 加齢→腎虚→吸気の衰え

65歳を過ぎるようになってから、息が浅くなり、特に吸気が弱くなったと感じます。呼気を意識的にすると(息を吐き切ると)、吸気は自然に任せれば良いというだけでは吸い込む量が足りない、吸気そのものに力が必要になってきていると感じるようになりました。東洋医学的にこれをどう解釈すれば良いのかこれも治療法改善の着目点のひとつです。そこで、東洋医学、中医学の臓腑論をレビューしました。

レビューすると、次のような説明に当たりました。

『現代医学では呼吸は肺の機能に当たりますが、中医学では、呼気や浅い呼吸は肺によって、吸気は「腎」によって行われているとされています。従って、吸気を円滑に行うためには「腎虚」を補います』

 

[回復度] 長い目で経過を見る必要があり、要フォロー

 

5. 胸鎖乳突筋の重要性

次に吸息筋の一つ胸鎖乳突筋に着目し、両脇の3箇所を指圧する方法を加えました。さらに結果は良好です。

 

[回復度] 70~80% 

 

6. 吸息筋のストレッチ

呼吸法の手法もいろいろ試してみましたが、かえってつらくなるものばかりです。

そこで視点を変えて、吸息筋の焦点を絞り、まず吸うことから始める手法を取り入れました。これも結果良好です。

 

[回復度] 90%

 

7. これから先、有酸素運動の負荷を少しずつ戻していきます。負荷に対応可能かどうか(呼吸が苦しいかどうか)、どこまで回復しているかが次のポイントです。

 

まだ少し時間がかかりますが、こんな経緯と気づきから、呼吸困難の治療法の見直しを行い、ページ(「呼吸困難」)を更新しました。[これまで2019/11/30記]

 

《その後の経過》

8. 有酸素運動の負荷をどんどん増やしていくと平常時の呼吸が苦しくなります。回復度70~80%に戻ってしまいました。ちょうどそのとき首から肩甲骨上部にかけてこりや痛みがあり、それと関連がありそうです。やはり、吸息筋全体の回復により一層努める必要があります。そこで次の2つの手法を加えました。

①肋骨弓やのどだけでなく、胸全体、背中の上部もドライヤーの風を送り、温めます。

②「頭項は列缺に尋ねる」と古来いわれているように首や肩甲骨上部の痛みやコリに効果がある「列缺」というツボを加えました。詳細は「呼吸困難」ページを参照してください。

[回復度] 95%  [2020/1/3記]

 

 

慢性的な首こり、肩こり、腰痛、膝痛の予防

医者に行くほどでもありませんが、慢性的な首の痛み/こり、肩こり、腰痛、膝痛が重なり、日常生活上ストレスになることがあります。以前(2016/5/13)の講師ブログにも書きましたが、私自身もこの症状があり、スワイショウという気功法、ストレッチ、お灸またはピップエレキバンで予防しています。私の場合は、ジムでのトレーニングで軸足である左足に重心/負荷がかかり、主に左側に症状が出ます。

以下に、ケアと予防の方法について記述します。

 

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秋から冬にかけての養生法

秋から冬にかけての養生法です。簡単にできて、体の抵抗力を増し、温めます。

 

お風呂上がりに次の3箇所をドライヤーで温めてください。衣服の上からではなく、地肌そのものに熱くなるまで温めます。熱めのシャワーでも結構です。

 

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4つの合谷

よく使われるツボ「合谷」の位置は4つあります。

本サイトでも症状により使い分けますので、列記します。

 

1.「合谷1」 (手背、第2中手骨中点の橈側)

・WHO(注参照)日本語版に準拠している位置で、もともと中国の説

・一般的に使われる代表的な位置

 

2.「合谷2」 (第2中手骨中央部の骨のキワ(のくぼみ))

・ヨーロッパでよく取穴される位置

・親指の腱鞘炎でよく使う。刺激が強い位置

 

3.「合谷3」 ( 第1、第2中手骨の基底部の前陥凹部) 

・日本で従来使用されていた位置

 

4.「沢田流合谷」 (第一指と第二指を伸展してできる長・短拇指伸筋腱の間の陥凹部(タバコ窩)に「陽渓」をとり、それより数ミリ指側で脈動を触れるところ)

・高血圧、親指の腱鞘炎で使用

 

(注)

WHO(World Health Organization:世界保健機関):全ての人々が可能な最高の健康水準に到達することを目的として設立された国連の専門機関

 

(参考文献) 

・篠原昭二(2009)『臨床経穴ポケットガイド』医歯薬出版.

・谷田伸治(2011)『このツボが効く先人に学ぶ75名穴改訂第二版』アルテミシア.

・代田文誌(1978)『針灸治療基礎学』医道の日本社.

・ハンス‐ウルリッヒ・ヘッカーほか (2011)『鍼療法図鑑』兵頭明監修 東出顕子訳 ガイアブックス.

・呉竹学園編(1977)『経穴学』呉竹学園.

 

 

 

温灸の効用と使用上の留意点

ツボ療法の手法のひとつとしてお灸は有効な手段です。私も毎日のように使います。しかし、難点は煙が出ること、火を使うため注意がいることです。そこで、火を使わず、煙が出ない温灸を試すことにしました。その他の条件として、器具(電気等)を使わない、低温やけどを防ぐため貼る時間はせいぜい10分ぐらいまでを付加しました。

この条件に合う製品は限られ、次の会社の製品が合致しました。

 

「和漢の森」社の「ぬくぬく灸」です。

 

この製品は40-45度の温熱で1回3-5分温めるという仕様です。作りは直径9mm、厚さ3mm弱の(生)石灰を硬いスポンジ状のもの(加湿部)で覆っています。その形状のものを水に浸すことで、石灰が水に反応し、発熱し、その熱でスポンジに取り込まれた水が温まるという原理のようです。

 

1週間以上にわたり試行してみた所感です。

 

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骨密度の低下を食い止める

2017年2月、初めて骨密度を踵の超音波測定で測ったみたところ、驚きの結果でした。若年成人の比較で70%にも届きません。完全な危険域です。65歳で会社生活終えた後、それまで週2回のジムでのトレーニングを週4~5回に増やした私にとってはショックでした。

 

しかし、冷静に考えてみると、会社生活終了後、4キロ圏内の移動は自転車を使い、ジムでの有酸素運動はクロストレーナー(注参照)で50分600kcalの消費、筋トレはマシンを使います。骨密度の向上に良いと言われる踵を地面に打ちつけるような運動はありません。唯一、片足立ちを1分ずつ行うぐらいです。

[注]クロストレーナー:ノルディックスキーのように手と足を動かすマシン

 

NHKスペシャル「人体」第三集・骨で次のことを放送していました。

・自転車選手として全米選手権でも準優勝した人が、日常生活での軽い転倒で大腿骨を骨折し、念のためにと受けた骨量検査で、重度の骨粗鬆症が発覚した。

・骨に「衝撃」がかからない生活を続けていると、骨細胞が「スクレロスチン(骨を作ることを止めるメッセージ物質)」をたくさん出して、骨芽細胞の数を減らし、骨の建設を休憩させてしまう。

 

そこで、骨密度を上げるためのメニューを次のように組み立てました。

1. 枕元に木槌を置いておき、寝る前と朝起きたときに左右の足の踵中央の「失眠」というツボを木槌で少し強めに100回毎日叩く。

2. クロストレーナーを30分(280kcal消費)に減らし、トレッドミルの歩行20分(100kcal消費、時速6k、1~3度の傾斜)を加える。

3. つま先立ちをし、踵を床に100回打ちつける。

4. 片脚立ちをしながら次の運動を加える。左右それぞれ1分ずつ。

①太もも上げ

・腸腰筋を鍛える。

②脚上げ

・まっすぐ立ち、片脚立ちのまま、もう一方の片脚を前、横及び斜め後ろ(中臀筋を鍛える)、後ろ(大臀筋、ハムストリングを鍛える)に上げ、キープ。

5. 片脚立ちをバランスディスク(クッション型)の上で左右それぞれ1分行う。

6. 人間ドックのDEXA(デキサ)法による定期的な測定を行う。

 

以上です。ステップ台を使うとか、ジャンプで踵を床に打ちつける方法が有効ですが、膝への負担を和らげる前提で治し方のひな形を作るという意味で、採用しませんでした。

 

その結果、1年に1~2%増加し、2019年5月の測定結果は75%になりました。もっと増加しても良いのではという思いはありますが、何もしなければ加齢とともに下がるわけですから、このまま継続します。

 

 

ヘバーデン結節の痛みにお灸

ヘバーデン結節の痛みに右図「十宣」(手の指の最先端)のお灸を勧めます。毎日、痛い指の先端に台座灸をします。壮数は熱くなるまで重ねます。痛みは2週間で少しずつ取れていきます。時折何かの拍子に痛みが出ることがあります。長期間の施灸をお願いします。

 

「十宣」は私にとって思い出のあるツボです。40年以上も前、鍼灸学校に通っていた頃、私自身このツボを知りませんでしたが、母が手が冷たいということで、手の先を温めれば手全体があたたかくなるだろうという思いつきからお灸(直接灸)をしました。このツボには母の思い出とツボへの思いがあります。

末梢血管抵抗を下げ、血流を改善するのには良いツボで本サイトでは脳卒中後遺症で使用しています。

 

片頭痛予防にスワイショウ

片頭痛予防に最適の気功法です。中国に古くから伝わる気功法「スワイショウ(甩手)」です。スワイショウにはいくつか方法がありますが、お勧めはでんでん太鼓のように体をねじる方法です。一日1セット2分は行って下さい。

 

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小指側の腱鞘炎、肘の内側の痛みを肩甲骨で治す

次のような部位に痛みが走る場合の対処法です。

・手の小指側の腱鞘炎や肘の内側に痛みがある場合

・肩甲棘の上縁や肩甲骨の上縁に痛みがある場合

・首を横(または斜め後)に傾けると痛みが走る場合

 

最近身近によく見られる症状です。これらの症状に共通しているのは、これらの部位には小腸経という経絡(ツボの経路)が走っています。従って、その対処法としても共通しており、小腸経の経絡を使い、治します。二つの手法を紹介します。

 

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初期の風邪のツボ

風邪を引いたとき、他の症状があまりなく、のどが痛い段階で治したいものです。いくつ方法がありますが、お勧めは次の二つの方法です。

 

①「合谷」 (第一、第二中手骨の基底部の前陥凹部、やや人差し指側)

人差し指側にこねるように押します。

 

②第七頸椎から第四胸椎までの棘突起の下縁(椎骨間のくぼみ)、棘突起の下縁の指1本弱外側を探り、強い痛みを発する箇所を三~5回程度押します。症状が軽くなるにつれて痛みが和らいできます。

 

第七頚椎の棘突起という言葉が出てきましたので、ここで説明しておきます。第七頚椎棘は、首を前に曲げると首と背中の付け根に飛び出る椎骨で、丸く一番大きく見える骨です。棘は椎骨の後端が隆起し、突出したもの(突起)を意味します。人によっては、第六頸椎が大きく見える人もいます。その場合は、次の方法で判別します。

第七頚椎は頚椎(首の骨)の一番下で、髪の生え際から指4本下の大きな椎骨です。次の胸椎(背骨)の一番上との違いは首を縦横振ってみると動くのが頸椎、動かないので胸椎です。また、首を後ろに倒すと奥に引っ込むのが頸椎です。動く椎骨と動かない椎骨の間のくぼみが他に比べて一番大きいのも特徴です。

 

それ以上ひどくなった場合は、「風邪」ページを参照してください。

 

 

慢性の歯周病によく効くツボ

80歳以上になっても、何とか自分の歯を残し、自分の歯で食べ物を食べたいものです。慢性の歯周病の方に是非お勧めのツボがあります。「女膝」というツボです。女室とも言います。このツボは江戸時代の文献にも記載されている歯周病には定評のあるツボです。

 

右図「女膝」 (踵の尖端で、足の裏の赤っぽい色から「かかと」の普通の肌色に変わるその境界線のところ)

 

いくつか留意点があります。

・両方の足にお灸をします。

お灸の煙が苦手な方は煙が出ないタイプをお使いください。

・毎日施灸することを勧めます。数年にわたる慢性の場合、長期間の施灸になります。症状がなくなっても施灸をすることを勧めます。

・慢性の場合は、熱くありません。熱くなるまで壮数を重ねてください。少しでも熱さを感じるまで施灸してください。

・お灸をする位置がだんだんずれていくことがあります。定期的に確認をし、マジックで印をつけ、施灸してください。

 

歯の養生」ページも是非ご参照ください。

なお、このツボにお灸を続けると便通も良くなります。思わぬ効用です。

 

《参考文献》

・深谷伊三郎(1977)『名家灸選釈義』刊々堂出版社.

・深谷伊三郎(1978)『名灸穴の研究』刊々堂出版社.

 

 

低気圧が来ると調子が悪くなる

今年2018年の9月は低気圧が停滞し、雨が多く、また台風も次々と上陸し、その所為かボーとする、体がだるい、関節が痛いといった不調を訴える人が少なからずいました。いわゆる気象病と言われています。気象病で有名なドクターの本からまとめますと次のようになります。

 

・気象病とは? → 気温、湿度、気圧、そして天候の変化によって引き起こされる心身の不具合の総称

・何故、発症するか? → 気圧の(急激な)変動による交感神経の乱れが原因である

・どういう人が発症するのか? → 内耳が敏感な人が多い → 内耳に気圧のセンサーがある → 交感神経を興奮させる

 

ツボ療法としては「自律神経を整える」、「冷え症の改善」、「体質とツボ/痰湿の改善」の観点からツボを選び、「気象病」というページを設けました。是非、ご参照ください。

 

《参考文献》

・佐藤純(2017)『天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療法』光文社新書.

・佐藤純(2015)『天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる』扶桑社.

・渡邊章範(2015)『その痛みやモヤモヤは「気象病」が原因だった』青春出版社.

・福永篤志(2015)『その症状は天気のせいかもしれません』医道の日本社.

 

 

膝の内側の痛み

加齢とともに膝の内側に痛みが出てくる人が多くなりました。私自身もそうです。慢性化し、すこし無理をすると痛みが出てきます。屈伸をしたときに膝が足の先端の方向より内側に入ることによる損傷が多いと思われます。

 

少し痛いときやだるさが出たときの治し方です。このときに処置をすると痛みが和らぎ、支障が無い状態になります。

 

いずれのツボもピップエレキバンを貼るかお灸がお勧めです。せんねん灸が手軽です。熱くなるまで壮数を重ねます。大体5壮ぐらいですこし感じるはずです。熱い場合はすぐ取り除くことがコツです。水疱になることを防ぐためです。

 

1. 「犢鼻(外膝眼)」 (膝の前面で膝の下にできるくぼみの外側)、「内膝眼」 (膝の前面で膝の下にできるくぼみの内側)

だるさだけでしたら、この二つのツボだけでも結構です。

 

2. 膝の内側に何かの拍子に痛みが走る箇所があります。その場所を覚えておいて、対象のツボとします。よく効きます。

 

3.  かなり良くなってきているものの、ある動きをした時、またある姿勢をした時に膝の痛みまたはこわばりが残っている場合があります。その場合のツボです。

大都」 (足の母指内側第一中足指節関節の前陥中)

太白」 (足内側、第一中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際)

 

ツボの図、位置は「膝痛」ページを参照してください。

 

 

打撲の施術

最近、顕著な改善例として実感したのは打撲の療法です。

 

内出血を起こしているまわりをシャープペンシルの先(芯を出していない状態)でチクチクと刺激をします。毎日、2~3回行います。数日後、ある程度腫れが引いてきたら、内出血を起こしている箇所も含めて刺激をするという方法です。詳細は「打撲」を参照してください。

 

なお、打撲を起こした直後のアイシングは必須です。

 

 

自分で行うツボ療法、運動療法による養生

本サイトに掲載してあるページから、ツボ療法、運動療法の経験のない方が初めて養生を行う場合のお勧めのページをご紹介します。

 

東洋医学では養生医学も一つの分野で、養生の要素として、生き方、生活習慣、食事、呼吸、運動、手技療法等があります。養生は積極的な取り組みが必要です。

 

1. ツボ療法の方法

・事前に一読してください。

 

2. 養生のツボ

・特にお勧め…足の反射区、三里、三陰交、合谷、井穴(爪の生え際)

・道具…指圧棒、井穴は爪でチクチク

・タイミング…毎日

 

3. 運動による養生法

・特にお勧め…肩甲骨まわりのストレッチ、スワイショウ、耳ひっぱり(三方向)

・タイミング…毎日

 

4. 脳の疲れ

・特にお勧め…頭頂部、後頭部、後頚部

・道具…不要、指先を使用

・タイミング…疲労時(ストレス対応)

 

5. 美容(たるみ)

・顔のたるみは早めのケアが大事です。目、歯の養生も兼ねています。

・特にお勧め…目のまわり、顎及びほうれい線のまわり

・道具…不要、指先を使用

・タイミング…毎日

 

 

 

トイレ内で出そうでなかなか出ない場合の対処法

講座を受講している方から教わった方法です。便座に座った姿勢で仙骨を、正中線から2~3cm離れたところを縦にマッサージします。なかなか良い方法です。ガスがたまったときも有効です。

 

但し、5分経っても出ない場合はまだその時期ではないとし、諦めた方が良いです。いきみすぎて痔になるのも嫌ですから。この場合は、一旦部屋に戻って、仙骨をマッサージします。もよおしてきたら再挑戦です。

 

 

眼痛のツボ、大骨空

パソコンで調べ物をしていたところ、開けているのが困難なほど目が痛くなってきました。目の乾燥はそれほど感じません。とりあえず、定番の目のまわりのツボを押圧し、寝ることにしました。未明に目が覚め、目が痛い状況は残っています。眼科に行くことも覚悟しました。そこで大骨空というツボで爪を立てたところ、差し込むような痛みがあったため、さらに爪で刺激をしました。このツボは緑内障、目の痛み、眩しさに定評のあるツボです。

翌朝起きて、目の状況は改善していました。眼科に行く必要はなさそうです。パソコンのディスプレイ設定(明るさの変更)も変えました。

 

「大骨空」 (親指を屈して第一関節背側の骨上の中点)

このツボは三つあります。第一関節骨上の中点、第一関節横紋頭尺側、第一関節横紋頭橈側です。私の今回の場合は親指を屈して第一関節の骨上の中点に取りました。

 

どの経絡に属さない、そして患部から遠く離れている不思議なツボです。

 

 

 

手軽にできて効果がある手指のツボ

最近、その良さを実感しているのは手指のツボと手法です。ツボ、手法は、中国古来の経絡、気功法の捏五指法、韓国で創案された高麗手指鍼を基にしています。時間と場所を選ばず、手軽にできます。

 

自分が体験する最近の実感としては、

1.手足の冷えへの対処です。1年前の冬から薄着に挑戦しているせいか、手足が冷えます。いろいろなツボでの対処がありますが、手の各指を根元から先端まで、人差し指と親指で、または拇指球と小指球で挟みながら斜めの方向に押しもむ手法が一番よく効きました。なお、手の冷えは人差し指及び薬指を、足の冷えは(手の)親指及び小指を揉みます。

 

2.無理をしたせいか左手親指が腱鞘炎になりました。その対処です。左手親指は、左手薬指の第一関節が対応します。その関節及びその遠位(指先側)を爪、シャープペンシルの先(芯を出していない状態)でチクチクと刺激をします。もちろん、特効穴「陽谿」というツボにもピップエレキバンを貼ります。さらに加えて炎症を速やかに取るため、患部を取り巻く円の形でチクチクと刺激をします。いつの間にか痛みを忘れてしまいます。

 

自分への応用は以上ですが、すこし体系化して、「養生のツボ」として手指への手法も入れました。是非、参考にしてください。

 

 

慢性痛の「脳の感じる痛み」を取る

首の痛みにしても、腰の痛みにしても、慢性化することが多いですね。慢性的な痛みの中には、松平浩先生や中尾浩之先生の著書にもありますが、「脳の機能異常による痛みが混在」、「脳が間違った指令を出している」といった器質的な損傷以外の痛みがあります。軽い痛みの場合にご自身で治す方法です。「オステオパシー」の「カウンターストレイン」という手法を簡略化し、応用します。

 

①「痛くなる姿勢の少し手前」まで持って行き、その姿勢で90秒保持します。

ゆっくりゆっくり戻し、戻したら90秒保持します。

③先ほどの「痛くなる姿勢の手前」がさらに柔軟に(傾けるように)なるはずです。①、②を2、3回繰り返します。「ゆっくり戻す」、「90秒保持」がポイントです。

 

 

腰痛で灯台下暗しのツボ

整体の練習のやり過ぎで少し腰に違和感があったところに、重いものを持ったり、腰に良くない姿勢を長く続けたこともあり、腰痛を再発させてしまいました。今回は急性の腰痛でいつも使っているツボ「中封」、「崑崙」、「腰腿点」、「足の反射区」ではなかなか良くなりません。左腸骨の上で外側の部分(中臀筋中部あたり)に痛みが走ります。三夜連続で痛くて何回も目が覚めます。湿布も効きません。特に寝起きが激痛です。

経絡(ツボの経路)から見ると胆経に近いラインです。胆経に絞り、見事に効いたのは胆経の主要穴「陽陵泉」です。せんねん灸を7壮しても熱くなく、毎日の施灸で日々改善されていることを実感しました。筋肉の損傷に「陽陵泉」は定番ではありますが、単にこの症状にはこのツボというだけではなく、基本に戻って、経絡を意識することが重要だと認識しました。

なお、ジムでの定期的なトレーニングは、腰痛を引き起こす筋トレメニューを除いて続けました。

 

「陽陵泉」 (腓骨小頭(膝の外側、斜め下の小さな骨)の前下際)

(2017/11/5記)

 

その後、2週間ほど経って「陽陵泉」へのお灸は1壮で熱くなり、日常生活やジムでのトレーニングには支障ありません。しかし、ストレッチ時に腰の横に痛みが走ります。そこで教科書的なツボ療法の経絡の熱を取るツボ「滎穴」、関節の痛みを取るツボ「兪穴」と呼ばれるツボを使います。胆経では「侠𧮾」と「足臨泣」が該当します。そこへのお灸は4壮やっても熱くありません。日々の施灸で良くなっていきます。今では1、2壮で熱くなります。

 

「侠𧮾」 (足背、第四、第五足指間、みずかきの近位、赤白肉際) 

「足臨泣」 (第四、第五中足骨接合部の前、足の薬指と小指の間を押し上げて止まるところ)

(2017/11/27記)

 

 

枕元に木槌

枕元に木槌を置いておくと便利です。用途は寝入りをよくするためです。寝る前に左右の足のかかと中央の「失眠」というツボを軽く木槌で50~100回ぐらい叩きます。夜中に起きた場合にも、軽く叩きます。

木槌としては、直径36mmが適当です。また、木槌そのままでは硬く当たりますので、少し木槌に細工をします。打ち付ける部分に12個ぐらいピップエレキバン(金属部分のみ)を置き、換えシールで固定をし、凸凹をつけます。肩たたき棒があれば、それでも結構です。

 

 

離れたところのツボで肩の痛みを治す

私の場合の肩のこわばりや痛みは肩関節前面に生じます。このところには肺経という経絡(ツボの経路)が走っています。経絡にはある症状によく効くツボがあり、そのなかで身熱(体の熱)を取るツボを「滎穴」と呼び、動作痛に効くと言われています。肺経では「魚際」と言うツボがこれに当たります。今回はこの「魚際」にピップエレキバンを貼り、時にせんねん灸をしました。その結果、肩関節前面の動作痛はかなり取れましたが、肩の側面、後方に動作痛が出てきました。そこで、肩を走っている全ての経絡である三焦経、小腸経、大腸経、胆経の滎穴にピップエレキバンを貼りました。「液門」、「前谷」、「二間」、「俠谿」です。後日、体重節痛(体が重くふしぶしが痛い)に効果があるとされる「兪穴」の「三間」、「後渓」を加えました。改善経過は非常に良いです。先人の知恵には感心します。

 

「魚際」(手掌、第一中手骨中点の橈側中央、赤白肉際)

「液門」(手背、薬指と小指の間、みずかきの上方(近位)陥凹部、赤白肉際)

「前谷」(小指尺側第五中手指節関節の前陥中(遠位)、赤白肉際)

「二間」(第二指の中手指節関節の前橈側陥凹部、赤白肉際)

「俠谿」(足背、第四、第五指間、みずかきの近位、赤白肉際)

「三間」(手背、第二中指節関節橈側の近位陥凹部)

「後渓」(手背、第五中指節関節尺側の近位陥凹部、赤白肉際)

 

動作痛の場合の滎穴の効用については、篠原昭二先生の著書を参考にさせていただきました。この本の出会いも感謝です。

 

 

ひもで肩の痛みを治す

昨年6月にジムでのウェイトトレーニングで肩を痛めて、その後ツボ療法でほとんど痛みは取れ、普段の生活やトレーニングそのものには影響ないようになりました。しかし、数ヶ月経っても、普段はあまり使わない方向への動作でこわばりや痛みがあります。特に、ウェイトトレーニングをやった当日と翌日です。動作時の痛みは「経筋病」といわれていますが、さあどう対処するか、今回は二つの方法を使いました。

ひとつはひもを使い、橋本敬三先生の操体法の原理で「痛い角度から痛くない方向へ動かす方法」です。

 

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自律神経を整え、気持ちを落ち着かせる

自分でその良さを実感しているツボの第4弾です。

自律神経を整え、気持ちを落ち着かせ、脳の疲れを取ります。認知症予防にも最適です。

 

1. まず、頭のツボで脳の血流改善をします。

「百会」 (頭部正中線と左右の耳尖を結んだ線の交叉部)

髪の生え際から指幅7本上か7本弱(女性は6本上)で少しくぼんでいるところを探ります。

「四神聡」 (百会の前後左右親指の幅1本) 

「神」は精神の意味、「聡」は聡明の意味で、精神状態を落ち着かせることができ、自律神経のバランスが是正され、頭の感じをスッキリさせる効果があるツボです。

 

2. 次に頭の経絡(ツボの流れ)に沿って押していきます。

①督脈(頭の正中線)、膀胱経(頭の正中線から指二本横)、胆経(前頭部眉毛中央を上がった線)という経絡を人差し指、中指、薬指、小指の腹で押しながら、前髪際から後ろに少しずつ上がっていきます。コツは四指を少し広げ、頭のくぼみを探り、頭皮に指の腹を押しつけ、前後に揺らします。表面を揺らしますと髪が引っ張られますので注意してください。 

 

②後頭部の督脈(頭の正中線)、膀胱経(頭の正中線から指二本横)、胆経(前頭部眉毛中央を上がった線)という経絡を人差し指、中指、薬指、小指の腹で頭頂部から項部にむけて押していきます。コツは上述と同じです。

 

自律神経を整え、免疫力を高める

自分でその良さを実感しているツボの第3弾です。自律神経を整え、免疫力を高めます。

 

各指の爪の生え際(爪体の角から2mm弱)の6か所にあるツボです。内側から「少商」、「商陽」、「中衝」、「関衝」、「少衝」、「小沢」という名前がつけられており、総称して井穴と言います。

 

井穴はもともと急性の熱疾患や急を要する病態、精神疾患に良いと言われていますが、全体の冷えの改善、認知症予防、高血圧改善、自律神経を整えることにも使います。ツボは左側の図の○印に位置し、赤線のところを親指の爪の先端を使って断ち切るように押すか、チクチクと数回押します。一日何回でも押してください。

 

アレルギー性皮膚炎には必須! 長い目で手当てをして欲しいツボ

自分でその良さを実感しているツボの第2弾です。

このなかでお勧めなのは「副腎」と言うツボです。正確に言えば反射区になります。長い目で手当てをして欲しいツボです。アレルギー性の皮膚炎は体の調子、季節によりぶり返すことがあります。それでも、このツボを押し続けることで安定した期間が長くなります。ツボ押し棒で強く押しますが、時々指の腹でその感触を探ってみてください。下から押し返すようなかたさがあれば、調子が悪い状況です。丹念に押します。

 

「湧泉」(五指を屈し足底中央の最もくぼんだところ)

「副腎ゾーン」 (湧泉の下のエリア)

「腎臓ゾーン」 (副腎の下のエリア、第二、第三中足骨の近位端でリスフラン関節線の上)  

 

腸を整える

養生法の一つとして、また症状別の治療法として、掲載しているツボや反射区で、自分でその良さを実感している箇所を何回かに分けて紹介していきたいと思います。

まず、大腸と小腸の反射区です。狙いは腸内環境の改善・維持と腸管免疫の機能強化です。すぐ実感できるのは便通です。東洋医学は滞りを嫌います。ツボ押し棒で強めに刺激します。

右図「大腸ゾーン」及びそれに囲まれている「小腸ゾーン」(「小腸ゾーン」 (土踏まずのリスフラン関節より踵側)

2と3のラインはリスフラン関節の少し下方(但し、第四中足骨基底部では同関節の上方)、5のラインは内髁と外髁を結んだ線になります。「小腸ゾーン」は斜線部分です。

 

 

肩を痛めて

6月末にジムでの筋トレで肩を痛め、2ヶ月経ってほぼ良くなりましたが、ややもするとある動きで痛みが残っています。筋トレのウェイトは以前に戻しています。自分の反省、功を奏した点も含め、肩を痛めたときの留意点、注意点について記述しておきます。

 

1. 肩の構造は複雑で、治るまで時間がかかることを覚悟すること

・痛めた直後たいしたことがないと思っても、肩関節のみならず肩全体を、叩いたり、押したり、ストレッチをしないでください。余計に悪くなります。これは、腰痛、首痛にも言えます。1週間は安静にします。患部と思われる箇所より離れたところにも損傷はあります。

 

2. 急性期はまず冷やすこと

・24時間対応の湿布薬がおすすめです。日常的な動作で痛みが止まるまで冷やし続けます。少なくとも5~7日はかかるはずです。この場合、塗り薬の湿布では効きません。冷やすのはあくまで急性期のみの対応です。

 

3. ピップエレキバン

・ある動作をして、痛みがある箇所にピップエレキバンを貼ってください。圧痛点(押して痛みがあるところ)ではありません。あくまで、動作の中で痛みがあるところです。痛みの場所は動きます。複数箇所になってもかまいません。即効性があります。

 

4. ツボへのお灸

・急性期が終わったら、せんねん灸を勧めます。時間があれば、毎日やります。

・時間が無ければ、ピップエレキバンで結構です。

 

5. 肩の運動の再開

・肩以外の運動は休む必要はありません。肩を使う運動は急性期が終わったら再開します。時間をかけて、慎重に負荷を増やしていきます。

 

ツボ等の詳細は「五十肩、肩の痛み」を参照してください。

 

 

75歳からの体の衰え

先日講座のなかで、75歳から衰えが目立ちますと話をした際、なぜ、75歳からですかという受講者の方から質問があったので、その回答を書き留めておきます。

 

もともと高齢者の体の衰え、特に自立度の変化の話は、東京大学の秋山弘子特任教授の研究発表(注参照)からの引用です。

 

それによると、

・男性の場合、65歳前後から自立度が低下するのは2割、75歳前後から自立度が低下するのは7割、亡くなるまで自立度が高い状態を維持できるのは1割

・女性の場合、65歳前後から自立度が低下するのは1割、残りの9割は75歳前後から自立度が低下

・75歳からの自立度の低下の原因はもっぱら骨や筋力の衰えによる運動機能の低下

 

(注)2011/2/12シンポジウム「長寿社会のまちづくり」、「プラチナ構想ハンドブック/高齢化する社会」より

 

富士通総研/経済研究所2012/4発表の「超高齢未来に向けたジェントロジー(老人学)」にも、75歳前後からの自立度低下の原因としてロコモティブシンドロームがあるとしています。

 

もう一方の見方は東洋医学でいう脾の衰えです。東洋医学の脾は消化器系のシステム全般を指します。

東洋医学の古典的教科書ともいえる文献「黄帝内経霊枢(こうていだいけいれいすう)」には、「女性は7の倍数」、「男性は8の倍数」の年齢の時に節目を迎え、体に変化が訪れるという記載があります。それによると、70歳代は脾の気が衰えはじめ、栄養が充分でなくなるとしています。

 

一方、秋山教授の発表内容によると確かに自立度は落ちるものの、「認知能力の年齢による変化」について

・短期記憶能力は50歳を境に落ちていく一方だが

・日常問題解決能力、言語(語彙)能力は年齢ともに上がる

とあります。

貝原益軒の養生訓にも「人は、50歳にならないと、血気が安定せず、知恵もまだ開けない。古今にうとく、社会の変化になれていない。言葉に誤りが多く、行動に悔いを残す。人生の道理や楽しみも未だに知らない。」とあります。

また、この続きには「人生の道理や楽しみも未だに知らない。長生きをすれば、楽しみ多く、益が多い。毎日、今まで知らなかったことを知り、今までできなかったことができるようになる。」とあります。

 

このサイトの目的は「いつまでも元気」です。

女性と言え、定期的な日常的な筋トレ、バランス運動は必須です。

そして、飲食物からのエネルギー(気)を十分に摂取できるように消化器機能の弱りを治し、食欲を低下させないようにすることも重要です。年配になってからの食事の量と質はそれまでとは違う考え方が必要です。

 

利き足が右の場合、腰・膝の痛みは左側、首の痛みは右側

私の場合、体の痛みが出る場所は決まっていて、腰または膝の左側、首の右側です。ほとんどジムでのトレーニングで痛めます。左右のバランスが悪いのだと思いますが、なぜその場所なのか?、なぜバランスが悪くなるのか? そこでいろいろ調べた結果、次の説明に納得がいきます。「右利きの場合、大体は右足が利き足で左足が軸足となる。軸足に負担がかかるため、腰・膝・足首の痛みは左側に出やすくなる」、しかし、この説明では首の右側が痛くなる原因が分かりません。自分のくせをみると、首は少し左に傾けた方が楽です。トレーニング中やツボ押しで体の正中線に力を入れるとき、首は無意識に左に傾きます。その結果右側が伸び、緊張状態が続くことになります。こう考えると痛みの左右差の説明がつきます。もうひとつ考えられるのは、右利きの場合は当然右腕を使うケースが多く、右腕の筋肉疲労が右側の頸部に影響が与えることも推測できます。

 

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体温を上げる方法の是非

体温を上げて免疫力をUPしようという話はネットや本でよく見かけます。しかし、その人の体質や時と場合によって、体温を上げる方法を間違えると体調が不良になるケースがあります。冷え性タイプの人や風邪を引いたときの回復手段として体を温める必要はあります。しかし、そうではない場合、体を温めること、特に外部から、たとえば、厚着をしたり、暖房を強くしたりすることは逆効果になります。今年の冬の自分がその一例です。

 

昨年12月肺炎、今年2月気管支炎、3月風邪に2回かかりました。ここ数年病気で医者に行ったことがない自分にとっては最悪です。4回とも半日程度寝ただけで、医者に行っては抗生剤を飲むという繰り返しです。肺炎で懲り、免疫力をUPしようと結構厚着をしました。2月から3月にかけて寒暖の差があるのにもかかわらず、同じ格好でした。且つ、思い当たることもなく腰も痛めました。体調が万全でない状態が続き、4回目の後、厚着を止めました。その後、やっと体調が戻り、今に至っています。これからも寒暖の差があり、検証は続きますが、貝原益軒の養生訓のなかに「凡そ衣をあつくき、あつき火にあたり、あつき湯に浴し、久しく浴し、熱物を食して、身をあたゝめ過せば、気外(ほか)にもれて、気へり、気のぼる。これ皆人の身に甚(はなはだ)害あり、いましむべし」とあります。その通りだと思います。また、次のようにも書いてあります。「冬は、天地の陽気とぢかくれ、人の血気おさまる時也。心気を閑(しずか)にし、おさめて保つべし。あたゝめ過して陽気を発し、泄(もら)すべからず。上気せしむべからず。衣服をあぶるに、少(すこし)あたゝめてよし。熱きをいむ。衣を多くかさね、または火気を以て身をあたゝめ過すべからず。熱湯(あつゆ)に浴すべからず。労力して汗を発し、陽気を泄(もら)すべからず。」

 

ツボと運動で防ごう認知症

認知症予防の知識を知ってもらい、そのソリューションを体得してもらいたいという思いで、よみうりカルチャー大宮の公開講座「ツボと運動で防ごう認知症」を3/31開催いたします。

次のような構成になります。

・認知症予防の予備知識

・ツボによる認知症予防

・運動による認知症予防

 

今後も出来るだけ講座の機会を見つけ、一人で多く体得してもらう活動を広げたいと思います。(2016/2/28記)

 

3/31の結果報告です。

3/31の講座には、83歳の方をはじめ、元気な方々が集まりました。認知症予防には意欲、意志が大事です。当初1時間半の予定が、皆さんからの質問が相次ぎ、予定を1時間もオーバーしました。

今後も認知予防をはじめ、年配の方が元気よく生活できる講座を数多く持ちたいと思っています。(2016/4/3記)

 

認知症予防

認知症を予防できる非薬物療法をさらに勉強したいという思いで、9月から10月にかけて、毎週のように認知症の講座を受けに行ったり、本を読んだりして認知症のスタディにかなりの時間をかけました。どの先生方も一様に「認知症は予防できる、予防しなければいけないこと」を強調しています。そして、その予防はその人の生き方、生活習慣のなかで実現していくものとしています。

 

私なりに解釈した予防のためのポイントは次の通りです。

 

①東洋医学の考え方は参考になります。精神作用を五行思想から「魂(精神を支える気)」、「神(精神・意識・思惟の主宰)」、「意智(しようとする思い、熟慮すること)」、「魄(激しい意気込み)」、「精志(意を支える心、根気、志)」に分けています。この中で特に「神」、「意智」、「精志」の衰えが認知症に影響を与えると考えています。「神」、「意智」、「精志」はわかりやすく言うと「理性で考えること」、「しようという思いと深く考えること」、「志を持って考えること」です。東洋医学、特にツボ療法はこれらの「考える」ことを活性化するためのツボを使います。

②有酸素運動、筋肉トレーニング、バランス運動は重要です。

③脳の血流を良くすることです。

④脳卒中の予防、そのために動脈硬化の予防は必須です。

 

以上の観点から「認知症」ページは構成してあります。ぜひ参考にしてください。

 

東洋医学から見た体質の分類

ツボ療法では未病、病気を診断するときによく六臓六腑の状態で判断しますが、その人の体質や生活習慣的なことも重要な要件になります。「気(き)」、「血(けつ)」、「水(すい)」という概念から判断するものです。西洋医学の知識に慣れ親しんだ方には、東洋医学の教科書を見てもわかりにくい表現が多く、しっくりこないのではないかと思います。しかし、病気の要因をさらに深く探っていくために、また再発を防止するためには、この概念をよく知って、日常生活の中で改善していく必要があります。そこでできるだけこの「気(き)」、「血(けつ)」、「水(すい)」からみた体質を平易な言葉で書いてみました。腹落ちする言葉を選ぶのにかなりの時間をかけ、「体質とツボ」というページにまとめました。ぜひ参照してください。その体質を改善するツボも記述しました。特に慢性的な疾患や未病にかかっている人には役に立つと思います。

 

湿疹によるかゆみ「対屏尖」

最近、自分で効果を実感できたツボです。「対屏尖」、「百虫窩」というツボで、湿疹によるかゆみに良く効きます。梅雨明けの暑さに呼応するかのように頬あたりに湿疹が出、かゆみが強く、特に夜中にひどくなり、目が覚めてしまいます。本来、湿疹を治さなければ、かゆみを抑えてもまたぶり返すことになるわけですが、かゆみの症状もつらいものがあります。「かゆみ」というページに4つの特効穴を記述してありますが、湿疹のむずむずしたかゆみには上記のツボがぴったりでした。特に「対屏尖」がお勧めです。湿疹そのものも良くなっていきます。年配になると湿疹が無い場所でもかゆいという症状があり、かゆみが少し残るかもしれませんが、このツボで良くなっていく様子が実感できます。

 

●「対屏尖」 (外耳道の前の耳たぶ側にある出っぱりの頂点)  

別名「耳下腺」とも言います。爪で一日何回も刺激をします。

●「百虫窩」 (大腿骨内側膝蓋骨内上角の上方、指4本)

ピップエレキバンを貼り、上から時折押します。

 

4つの特効穴の後二つ、「かゆみ反応点」、「治痒穴」はどちらかというと蕁麻疹のかゆみに良く効くツボです。